レーシック 年齢は18歳から?年代別に「今は待つ」理由
「レーシック 年齢」で調べた方へ。目安は18歳以上で上限はなく、度数の安定・老眼・水晶体で年代ごとに判断が変わる理由を代表院長が説明します。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
医学監修キム・ソニョン 代表院長
編集: キム・ソニョン
目次
ソウル・江南のヒーリング眼科で代表院長をしているキム・ソニョンです。「レーシック 年齢」で検索すると、「若いうちほど良い」「40歳を過ぎたら遅い」という二つの言い方によく出会います。一般的な目安は18歳以上で、未成年の場合は保護者の同意が必要とされます。一方、成人後に決まった上限の年齢はありません。
上限がないかわりに判断を左右するのは、度数が落ち着いているか、近くを見る力(老眼)がどこまで来ているか、水晶体が澄んでいるか、の3点です。年齢はその3点を予想する目安にすぎません。
以下、年代ごとに3点のどれがつまずきになりやすいか、「今は待つ」が答えになるのはどんなときかを順に見ていきます。最後は検査の数字で決まるという点は、どの年代でも同じです。

20代前半は「早すぎる」のですか?
年齢の数字より、過去1年で眼鏡の度数が変わったかどうかが先です。米国食品医薬品局(FDA)は、度数がまだ変化している方や20代前半以下の方を、レーシックが向かない可能性のある例として挙げています。
就職して一日の大半を画面の前で過ごすようになり、最初の1〜2年で眼鏡を作り直す。20代前半では珍しくない流れで、「もう大人なのに度数が動いている」状態です。度数が動いている途中で角膜を削って合わせても、その後に近視が進めば、また見えにくさが戻ってきます。
一日の検査で分かるのは「今日の度数」だけで、1年前からの変化は分かりません。だからこそ、過去の眼鏡の処方や眼鏡店の測定記録が判断材料になります。日付の違う記録が2枚あるだけで、度数の推移はかなり読み取れます。
なお、コンタクトレンズは角膜の形に影響するため、検査前には装用を中止する期間があります。日数はレンズの種類で変わるので、相談の際にご確認ください。
30代の思い違いは「いつ受けても同じ」
30代は度数が落ち着いている方が多く、年齢の面では条件がそろいやすい時期です。ただし、年齢以外の変化がこの年代に重なりやすく、そこが見落とされがちです。
ひとつは涙の状態です。長時間のパソコン作業、エアコンの効いたオフィス、長年のコンタクト装用で、涙液層が不安定になっている方は少なくありません。角膜を扱う手術は一時的に乾燥感を強めることがあるため、涙液層が不安定なまま受けると回復に時間がかかりやすくなります。先にドライアイを整えてから時期を決める、という順番が合う方もいます。
40代でレーシックを受けると、老眼はどうなりますか?
レーシックで老眼を止めることはできません。老眼は水晶体のピント調節力が年齢とともに弱まる変化で、角膜の手術とは別の場所で起きているからです。
駅の電光掲示板は眼鏡で見て、スマホは眼鏡を外して読む。軽い近視の40代には、こうした使い分けをしている方が少なくありません。近視を遠くに合わせて矯正すると、その「裸眼で手元が見える状態」がなくなり、老眼が始まっている方ほど近くの見えにくさを感じやすくなります。
そのため40代では、遠くと近くのどちらを優先する生活なのかを先に話し合います。運転が多いのか、スマホや書類を見る時間が長いのか。片目を少し近くに合わせる考え方など、選択肢はいくつかありますが、向き不向きは人によって分かれます。老眼を含めた視力矯正の考え方は、韓国の本院サイトの老眼レーシックの説明も参考になります。
50代以降は水晶体の検査が分かれ目

50代以降で角膜のレーザー手術を考えるときは、水晶体に濁りが出始めていないかを最初に確かめます。白内障の初期段階にある目では、レーシックより白内障手術と眼内レンズで遠近を整えるほうが理にかなう場合があるためです。
視力矯正のつもりで検査を受けたら、水晶体の濁りが見つかる。50代以降では、話がこの順番で進むことがあります。水晶体の濁りは痛みも充血もなく進むため、ご本人が気づいていないことがよくあります。濁りが進みつつある目で角膜を削っても、数年後に白内障手術が必要になれば、見え方の設計をやり直すことになります。
ヒーリング眼科には白内障と老眼の同時矯正という選択肢もあり、どちらが合うかは水晶体の検査結果で判断します。手術の方式そのものはクリアLASIKの治療ページで説明しています。度数が非常に強い場合や角膜が薄い場合には、角膜を削らないICL(眼内コンタクトレンズ)が候補に入ることもあります。米国眼科学会(AAO)の技術評価でも、有水晶体眼内レンズは高度近視を矯正する方法のひとつとして検討されています。
日本から相談する前に、手元で確かめられることは?
手元にある過去の眼鏡の処方や眼鏡店の測定記録を、日付と一緒に並べてみてください。年齢の相談に必要な情報のかなりの部分は、その記録と、今の生活の中にあります。
- 日付の違う眼鏡の処方や測定記録(1年以上あいているとより分かりやすい)
- 眼鏡を外して、スマホの文字が読めるかどうか
- コンタクトレンズの種類(ソフト・ハード)と1日の装用時間
- 夕方に目が乾く、ゴロゴロするといった症状の有無
- 渡航を考えている時期と、取れる休みの日数
年齢を重ねるほど、最後の項目が大事になります。50代以降で白内障の検査が加わる場合、検査にかかる時間も変わるからです。
休みの組み方は仕事を何日休むかを整理した記事にまとめています。ヒーリング眼科は新論峴駅から徒歩1分にあり、金曜日は21:00まで夜間診療をしています。相談は日本語の通訳を交えて行います。術後の数日の過ごし方はレーシック後の観光の目安をまとめた記事が参考になります。日本語のご案内はヒーリング眼科の日本語トップページにまとめています。
年齢に関係なく起こりうるリスクは?
年代を問わず、レーシックの後にはドライアイ、夜間の光のにじみ(ハロー・グレア)、矯正の過不足、近視の戻りが起こることがあります。多くは時間とともに落ち着く一時的なものですが、残ることもあります。
年齢によって目立ちやすいリスクは少し違います。20代では度数の戻り、30〜40代では乾燥感、50代以降では手元の見えにくさや、将来の白内障手術との兼ね合いです。頻度は高くありませんが、角膜が手術後に弱くなって形が変わる合併症もあり、術前の角膜形状解析(トポグラフィー)で円錐角膜の兆候がないかを確認する理由はここにあります。
暗い場所で瞳孔が大きく開く方は、夜のにじみを感じやすい傾向があります。夜間の運転が多い方は、暗い場所での瞳孔の大きさを検査で確かめておくと、手術後の見え方を予想しやすくなります。
ヒーリング眼科では、検査から手術、術後の経過まで同じ医師が担当する1:1専任主治医制度をとっています。検査では角膜の厚み、角膜地形図、瞳孔の大きさ、涙液層、眼圧、角膜内皮細胞を確認し、適応かどうかを判断します。それでも結果には個人差があり、検査の結果によってはレーシック以外の方法をおすすめすることもあります。
年齢の数字が教えてくれないこと
同じ年齢でも、度数が3年間変わっていない目と、去年作り直した目では答えが違います。年齢は入口の目安で、決めるのは目そのものの記録です。
ご自分の場合を知りたい方は、日付の違う眼鏡の処方を2枚、写真に撮ってLINEで送ってください。年齢も書き添えていただければ、度数の推移を見て検査の時期の目安をお伝えします。
よくある質問
18歳でもレーシックは受けられますか?
一般に18歳以上が目安とされ、未成年の場合は保護者の同意が必要です。ただ年齢を満たしていても、度数が安定しているかが先に問われます。10代後半から20代前半は近視が進んでいることも多く、過去1年の度数の変化を確かめてから判断します。変化が続いている場合は、待つほうが結果は安定しやすくなります。
60代でもレーシックはできますか?
角膜の条件がそろえば検討はできますが、60代では水晶体の濁り(白内障)が始まっていることが多くなります。その場合はレーシックより、白内障手術と眼内レンズで見え方を整えるほうが合うことがあります。どちらが合うかは水晶体の検査で決まります。
レーシックを受ければ老眼鏡はいらなくなりますか?
レーシックは老眼を止める手術ではないため、40代以降は手元用の眼鏡が必要になることがあります。軽い近視で裸眼のまま手元が読めていた方は、手術後に近くが見えにくくなる場合もあります。遠くと近くのどちらを優先するかを、手術前に決めておくことが大切です。
子どもの近視に、レーシックの代わりになる方法はありますか?
成長期で度数が変わりうる年代には、レーシックではなく、就寝中に装用して角膜の形を一時的に整えるドリームレンズという方法があります。装用をやめると角膜は徐々に元に戻る可逆的な方法です。合うかどうかは、近視の程度と角膜の状態を検査して判断します。
妊娠を考えている時期にレーシックを受けても大丈夫ですか?
妊娠中や授乳中はホルモンの変化で度数や涙の状態が揺れることがあり、手術の時期として避けるのが一般的です。出産の予定がある方は、その前後のどこで検査と手術を入れるかを逆算しておくと計画を立てやすくなります。