レーシック麻酔は目薬だけで平気?費用・経過・方法と注意点
レーシック麻酔は点眼で行い、手術中は痛みより圧迫感が中心です。麻酔が切れた後の過ごし方、方法ごとの違い、費用の決まり方、手術を見送る目を代表院長が説明します。
医学監修キム・ソニョン 代表院長
編集: キム・ソニョン
目次
レーシック麻酔は目薬だけと聞いて、手術中に効き目が切れないか、ソウルのホテルに戻ってから痛み出さないかと気になっていませんか。航空券を取る前に、この先を読んでみてください。目薬の麻酔がどこまで効くのか、切れたあとの数時間の過ごし方、スマイルレーシックを含む方法ごとの違い、費用を左右する点、そして麻酔より先に手術を見送ったほうがいい目が分かり、自分の目と予算に合う選び方の見当がつきます。
こんにちは。ヒーリング眼科 代表院長のキム・ソニョンです。角膜・緑内障・白内障を専門にしています。ヒーリング眼科では1:1の専任主治医が検査から手術、術後の診察まで担当し、日本語通訳が常駐しています。
この記事を書いたのは、目薬の麻酔と聞いて何も感じない手術を想像し、手術台で押される感覚や視界が暗くなる時間に戸惑う方が少なくないからです。
レーシックでもスマイルレーシックでも、麻酔は点眼で行い、注射や全身麻酔は通常使いません。手術中に感じるのは痛みより圧迫感で、つらさが出やすいのは麻酔が切れてからの数時間です。
自分の目でこの流れを乗り切れるか気になる方は、最近の視力検査や度数の結果を写真に撮り、「麻酔が切れたあと、ホテルで何をすればいいか」という質問をひとつ添えてLINEで送ってみてください。自分の度数を前にして聞くと、聞きたいことがぶれません。
目薬の麻酔は、どこまで感覚を消すのですか?
レーシック麻酔で使う点眼麻酔が効くのは、角膜と結膜という目の表面です。点眼してから短い時間で表面の感覚が鈍くなり、触れられても痛みとしては感じにくくなります。
一方で、まぶたを開いたままにする器具の感触や、目を押される圧迫感は残ります。麻酔が消すのは痛みで、触れられている感覚まではなくなりません。米国食品医薬品局(FDA)の患者向け解説でも、手術の直前に麻酔の目薬を点し、目を固定する段階で圧迫感や不快感を覚えることがあると説明されています。
クリアスマイルレーシックは点眼麻酔のみで行い、手術時間は両眼で約10分です。麻酔の効き目は、多くの場合、この時間を十分にまかなえます。途中で感覚が戻ってきたように感じたら、頭や手を動かさず、声で伝えてください。
手術台の上で感じること
手術台に横になると、目の周りを消毒し、まぶたを開く器具をつけます。目を閉じられない感覚に驚く方がいますが、目の表面が乾かないよう点眼で潤すのが一般的です。
次に、レーザーを当てる間に目が動かないよう、吸引で固定します。このとき押される感覚が強まり、数十秒ほど視界が暗くなったり、ぼんやりした光しか見えなくなったりすることがあります。固定を外すと、見え方は戻ります。
スマイルレーシックでは、レーザーで角膜の中にレンチクルという薄い組織を作り、小さな切開から取り出します。取り出す段階でも、痛みより、目の表面を触られている感覚を覚える方が多いようです。レーシックでは角膜に薄い層を作ってからその下をレーザーで整えるため、照射中に音が聞こえたり、においを感じたりすることがあります。
手術中は、示された光を見続けるよう指示されます。視線が少し揺れても、一般的なレーザー装置には目の動きを追う仕組みや、照射を止める仕組みがあります。怖さが強い方は、検査の日にそのことを一言伝えておいてください。
麻酔が切れたあと、ホテルではどう過ごせばいいですか?
麻酔の効き目が薄れてくると、しみる感じ、涙、ゴロゴロした異物感、まぶしさが出てくることがあります。クリアスマイルレーシックでは、術後に軽い異物感やまぶしさを感じても、通常は早めに落ち着きます。
ホテルに戻ったら、まず目を閉じて休んでください。頭を前に傾けない、目をぎゅっとつぶらない、人工涙液をこまめに点す。この3つを守り、どれだけゴロゴロしても目はこすらないことです。
翌日の午前には検診があり、執刀した医師が目の状態を確認します。洗顔・シャワー・読書は、この検診のあとから可能になります。飛行機は手術の翌日から搭乗でき、機内は乾燥しやすいので人工涙液をこまめに点してください。
たとえば、木曜の夜に羽田から仁川に着き、金曜の午前に検査、結果に問題がなければ午後に手術、土曜の午前に翌日検診、という流れを考えているとします。私なら、土曜の診療は10:00〜14:00で日曜は休診なので、翌日検診が土曜の午前に収まるかを最初に確かめます。帰国便は土曜の夕方以降にして、検査結果で予定がずれたときのために変更しやすい航空券を選んでおくと考えます。
クリニックは新論峴駅から徒歩1分で、提携ホテルとしてオクラウドホテル(ソウル・瑞草区)があります。実際に何日とるかは検査結果で変わるため、相談の際に確認してください。術後のメイクをいつ再開できるかは、術後のメイクの目安にまとめました。
方法によって、麻酔が切れたあとの感じ方は変わりますか?
麻酔はどの方法でも点眼が基本ですが、切れたあとの数時間から数日の感じ方は、角膜にどんな処置をするかで変わります。
| 方法 | 角膜への処置 | 麻酔が切れたあとに多い感覚 |
|---|---|---|
| クリアスマイルレーシック | 小さな切開からレンチクルを取り出す | 痛みや異物感は比較的少ない |
| 1day LASIK | 薄い層を作り、その下をレーザーで整える | 数時間の異物感 |
| プレミアムLASEK | 角膜の表面にレーザーを当てる | 最初の数日はしみる感じ |
| ICL | 角膜を削らず、眼の中にレンズを入れる | 日常への復帰は1〜2日が目安 |
LASEKは表面が治るまで数日かかるため、麻酔が切れたあとの不快感が長めに続きます。その代わり、角膜が薄い方にも選択肢になることが多い方法です。スマイルレーシックが自分の角膜に合うかどうかは、スマイルレーシックの適応の考え方で詳しく書いています。
麻酔より先に確かめたい、手術を見送る目
知っておきたいリスクと副作用
麻酔が切れたあとの異物感、涙、しみる感じ、まぶしさは、多くの場合、数時間から翌日にかけて軽くなります。目の乾きは数週間から数か月続くことがあり、夜に光がにじんで見える方もいます。夜の見え方が気になる方は、レーシック後の夜間運転と光のにじみも読んでみてください。
手術を待つか、別の方法を考えたほうがよい目もあります。FDAは、ここ1年ほどの間に度数が変わっている方、妊娠中・授乳中の方、傷の治りに影響する病気のある方などを、レーシックが向かない可能性のある例として挙げています。角膜が薄い方や、角膜形状解析で不正や円錐角膜の兆候が見られる方は、ラセックやICLのほうが安全な場合があります。強度近視ならICLのほうが合う場合があり、重度のドライアイがあれば先にその治療を行うことがあります。
ICLは角膜を削らない代わりに眼の中へレンズを入れる手術なので、眼圧の上昇や白内障、感染といったリスクがあり、FDAもこれらを挙げています。
麻酔の目薬そのものについても、知っておいてほしいことがあります。麻酔の点眼は手術室で使うもので、自宅用に出されることは通常ありません。繰り返し使うと角膜の表面の治りを妨げるおそれがあるためです。帰国の際に持ち帰るのは術後の点眼薬で、ヒーリング眼科では出国前に持ち帰れる量を処方し、現地で代わりの薬を探せるよう成分についても説明します。
帰国後に痛みが強くなる、急に見えにくくなる、充血が増すといった変化があれば、まずお住まいの近くの眼科を受診してください。帰国後の経過はメールやビデオ通話で相談でき、現地での診察が必要な場合は、地域の眼科医あての紹介状をお渡しします。回復の早さには人による違いがあり、自分の目に手術が合うかどうかは、精密検査の結果を見て判断します。
費用を決めるのは、方法と検査と日程です
費用を左右するのは、まず方法です。クリアスマイルレーシック、LASIK・LASEK、ICLでは料金が分かれ、いずれも両眼の料金として設定されています。次に、術前精密検査は手術とは別にかかります。さらに、韓国に何日いるか、宿をどうするかで旅費の合計も変わります。海外からの方も韓国の方と同じ料金です。
旅費まで含めた考え方は韓国 レーシックの総額の整理に書きました。自分の場合にいくらになるかは、考えている方法と滞在できる日数を書いて、LINEで聞いてみてください。
怖さが強いときは、何を準備すればいいですか?
怖さの正体を分けておくと、当日の数分が短く感じられます。押される感覚は麻酔が効いていても残ること、視界が暗くなるのは目を固定している間だけであること。この2つを知っているだけでも、手術台の上での驚きは小さくなります。
検査の日には、執刀医が通訳を交えて検査結果と手術計画を説明します。分からない言葉はその場で聞き返してください。日本語で納得できるまで聞いてから決めることが、当日の落ち着きにつながります。
診療時間や料金表はヒーリング眼科の日本語ページで確認できます。韓国語を読めるご家族がいれば、韓国本院のクリアスマイルレーシックのページも一緒に見てもらうと、家族で話がしやすくなります。
レーシック麻酔のことで迷っているなら、視力検査の結果の写真と、渡航を考えている日付をLINEで送ってみてください。質問は「自分の角膜でスマイルレーシックを選べるか」のひとつで構いません。料金・通訳・日程の相談は予約を決める前からでき、質問だけ送っても構いません。来院された日には、私が検査の数値を通訳を交えてご説明し、あなたの目に合う方法をお勧めします。
よくある質問
全身麻酔や、眠ったまま受けることはできますか?
レーシックやスマイルレーシックは点眼麻酔で行う手術で、全身麻酔は一般的ではありません。手術中は示された光を見続ける必要があるため、意識がある状態で受けます。鎮静のための飲み薬を使うかどうかは医療機関によって異なるので、希望がある方は予約の前に確認してください。
麻酔の目薬はしみますか?
点した瞬間に少ししみたり、冷たく感じたりする方がいますが、多くはすぐに治まり、そのあと目の表面の感覚が鈍くなります。しみる感じが長く続くときは、手術の前に伝えてください。
両眼とも同じ日に手術しますか?
クリアスマイルレーシックは両眼で約10分の手術で、点眼麻酔のみで行います。片眼ずつ受けたい事情がある方は、相談の際にその理由を伝えてください。
麻酔が切れた夜、眠れないほど痛むことはありますか?
多くは異物感やしみる感じで、目を閉じて休むうちに楽になることが多いです。角膜の表面にレーザーを当てるLASEKは、最初の数日しみる感じが続きます。我慢できない痛みや急な見えにくさがあれば、翌日を待たずに連絡してください。
歯科などの局所麻酔でアレルギーが出たことがあります。受けられますか?
いつ、どんな薬で、どんな症状が出たかを、検査の日に伝えてください。歯科の麻酔と目薬の麻酔は成分が同じとは限らず、受けられるかどうかはその経過を聞いたうえで判断します。
