レーシック手術麻酔は点眼だけ|注射なしで起きたまま受ける理由
レーシック手術麻酔は点眼だけで、注射も全身麻酔も使いません。手術中に残る感覚と、麻酔が切れたあと痛む時間をレーシック・ラセック別に代表院長が説明。度数の写真をLINEで送れます。
医学監修キム・ソニョン 代表院長
編集: キム・ソニョン
目次
レーシック手術麻酔と聞いて、目に注射を打たれる場面や、手術の途中で麻酔が切れる場面を想像していませんか。麻酔は点眼の目薬だけで、注射も全身麻酔も使いません。手術中に残るのは押される感覚とまぶしさで、痛みが出やすいのは麻酔が切れたあと、レーシックなら数時間、ラセックなら数日です。
こんにちは。ソウル・江南のヒーリング眼科で代表院長を務めるキム・ソニョンです。角膜・緑内障・白内障を専門とし、レーシックやプレミアムLASEKでは、検査から手術、術後の診察まで1:1の専任主治医が担当します。
検査結果や手術前の注意は、日本語の医療通訳が追加料金なしで付いた状態で聞けます。
目薬でかぶれたことがある、緊張すると気分が悪くなりやすい、といった体質があれば、その一行と、いまの眼鏡かコンタクトの度数がわかる写真をLINEで送ってください。
麻酔は目薬だけ、注射も点滴もしません
レーシック手術麻酔で使うのは、角膜の表面の感覚を一時的に止める点眼薬です。数十秒ほどで効き始め、手術に必要な時間はもちます。
手術前に麻酔の点眼をすることは、米国食品医薬品局が患者向けにまとめたレーシックの説明にも書かれている標準的な手順です。まぶたに針を刺すことも、点滴で眠らせることもありません。
ラセックも麻酔の方法は同じ点眼で、手術時間は両眼で約10分です。以前ほかで受けた手術の再矯正も、点眼麻酔のうえで進めます。度数が戻る理由はレーシックの再手術と度数の戻りの記事に、韓国で受ける前の確認点は韓国でのレーシック再手術の記事にまとめています。
眠ったまま受けられないのはなぜ?
手術中は、目の前の小さな光を見つめ続けてもらう必要があります。視線がその光に合っていることが、レーザーを当てる位置の基準になるからです。眠ってしまうと、この協力ができません。
一般的なエキシマレーザー装置には、目の細かな動きを追いかける仕組みがあります。小さな揺れやまばたきの気配で照射がずれ続けるわけではないので、少しでも動いたら終わりと身構える必要はありません。
気になる方は相談の段階で聞いておくと、当日迷わずに済みます。
麻酔が効いていても感じるものは何?
麻酔が止めるのは痛みで、触れられた感覚や押される圧までは消えません。ここを知らずに手術台に上がると、驚いてしまいます。
まず、まぶたを開いたまま保つ器具が入ります。痛みとは違い、閉じようとしても閉じられないもどかしさを感じる方がいます。
レーシックでは、角膜に薄いふたを作る段階で目を軽く固定するため、ぐっと押される圧がかかり、数秒ほど視界が暗くなったりぼやけたりすることがあります。これは麻酔の効き不足とは別の、目が固定されているあいだに起こる現象で、固定が外れると戻ります。
レーザーの照射中は、パチパチという音や、焦げたようなにおいを感じることがあります。ラセックでは押される圧はレーシックより軽く、表面を整える薬液や洗浄の冷たい水が触れる感覚が中心です。
麻酔が切れたあと、痛みは何時間続く?
レーシック手術麻酔の効き目は、手術が終わってから数十分ほどで薄れていきます。そこからの感じ方は、レーシックとラセックで大きく違います。
| 項目 | レーシック | ラセック |
|---|---|---|
| 麻酔が切れたあと | 数時間の異物感・しみる感じ | 最初の数日はしみる感じ・涙 |
| つらさが出やすい時期 | 手術当日の夜 | 当日の夜から2〜3日目ごろ |
| 日常への戻り | 翌日から | 表面が治るまで数日 |
レーシックは、ホテルに戻るころからゴロゴロした感じや涙が出て、数時間ほど続きます。目を閉じて眠ってしまうのが何よりの対処で、翌朝には軽くなっていることがほとんどです。
ラセックは、表面の上皮が再生するまでの数日、しみる感じやまぶしさが続きます。当院のラセックは3〜5日の回復ケアを前提にしているので、ラセックの回復期間を日ごとにまとめた記事で見え方の変化を確かめてから日程を組んでください。
当日、点眼から翌日の検診まで
レーシックの最短の日程は1泊2日で、1日目に検査と手術、2日目に術後検診を受けます。余裕をもたせるなら2〜3日です。飛行機は翌日の検診を終えてから搭乗でき、正確な日程は相談の際に確認してください。
まつげの根元に残った化粧品は、清潔に保ちたい目の周りの妨げになります。再開の目安は術後のメイクはいつからかを説明した記事に書きました。
麻酔が切れて見え方が落ち着かないうちは、出歩かずにホテルで休む予定にしておいてください。当院は新論峴駅から徒歩1分で、提携ホテルはソウル瑞草区のオクラウドホテルです。
手術の種類と当日の流れは、ヒーリング眼科の日本語サイトの施術ページでも確認できます。韓国語が読める方は、本院のレーシック案内ページもあわせて読めます。
麻酔の目薬を家に持ち帰れないのはなぜ?
痛いなら、あの目薬を家でも使えばいいのに。そう思われるかもしれません。ところが表面麻酔の点眼を繰り返し使うと角膜の上皮の治りが遅れ、かえって傷を長引かせるおそれがあります。そのため術後に使うのは炎症や感染を抑える点眼と人工涙液で、麻酔薬は含まれないのが一般的です。
帰国される方には、出国前に持ち帰れる量の術後のお薬を処方し、日本で代わりの薬を探せるよう成分もご説明します。帰国後はメールやビデオ通話で相談でき、日本での診察が必要なときは、お住まいの地域の眼科医あての紹介状をお渡しします。
機内は乾燥しやすいので、人工涙液は手荷物に入れておいてください。
麻酔そのもののリスクと、手術を見送る目
知っておきたいリスクと副作用
麻酔の点眼は、さした瞬間に数秒しみることがあります。固定の圧で白目に赤い点状の出血が出ることもありますが、痛みはなく、1〜2週間ほどで引いていきます。術後数週間は乾き、夜の光のにじみ、見え方の揺らぎが出ることがあり、回復の速さや感じ方には個人差があります。
まれに、麻酔の点眼にアレルギー反応が出る方や、緊張で血圧が下がって気分が悪くなる方がいます。目薬でかぶれた経験がある方、採血や注射で倒れたことがある方は、事前に伝えておいてください。
度数がまだ変わっている、妊娠中・授乳中、自己免疫の病気がある、重いドライアイがある、角膜が薄いか形に不正がある。こうした場合は、手術そのものを急がない方がいいことがあります。米国食品医薬品局も、度数が安定していない方などをレーシックに向かない例として挙げています。
レーシックが合わない目だと検査でわかれば、はっきりそうお伝えし、ラセックや眼内レンズ(ICL)など他の方法をご説明します。ICLは角膜を削らない代わりに眼の中にレンズを入れるため、眼圧の上昇や白内障の進行といった別のリスクを検討する必要があります。
帰国後、痛みが日ごとに強くなる、見え方が急に落ちる、目やにや充血がひどくなるといった変化があれば、様子を見ずに連絡してください。メールやビデオ通話で状態を伝え、紹介状を持って近くの眼科を受診するのが早道です。
日程が見えてきたら、手術を考えている月と帰国便の候補日をLINEで送ってください。来院の日には角膜の厚さと形、涙の量を測ったうえで、点眼麻酔で受ける手術としてレーシックとラセックのどちらが目に合うかを一緒に決めます。
よくある質問
麻酔の目薬は、さすときにしみますか?
さした瞬間に数秒しみる、または冷たく感じることがあります。そのあと表面の感覚が鈍くなり、触れられても痛みとしては感じにくくなります。
手術中に目を動かしてしまったらどうなりますか?
光を見つめ直せば、そこから再開できます。
以前、目薬でアレルギーが出たことがあります。
そのときの薬の名前か、処方記録の写真を事前に伝えてください。表面麻酔の点眼にはいくつか種類があり、成分を確かめたうえで使う薬を検討できます。
翌日の飛行機で、麻酔の影響が残ることはありませんか?
点眼麻酔は手術当日のうちに切れ、翌日まで残ることはありません。翌日の検診を終えてから搭乗でき、機内の乾燥には人工涙液で備えます。
手術当日の夜、スマホやテレビを見てもいいですか?
当日は画面を見続けるより、目を閉じて休むほうが乾きも痛みも軽く済みます。連絡を確かめる程度の短い時間にとどめてください。
