レーシックの再手術と度数の戻り — なぜ起こり、もう一度受けられるのか
レーシックの再手術と度数戻りについて、執刀医として「なぜ視力が戻るのか」「再手術はいつ・誰に可能か」「生涯保証で何を守るか」を正直にお話しします。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
目次
「3年前に受けたレーシック、最近また少し見えにくくなってきた気がして……これって失敗だったんでしょうか」
こうしたご相談をいただくと、私はまず「失敗ではない可能性が高いですよ」とお伝えします。レーシックの後に視力がいくらか戻る——これは**度数の戻り(回帰)**と呼ばれる現象で、起こり得ることとして知られています。今日は、なぜ起こるのか、そして再手術でどう対応できるのかを、正直にお話しします。
大切な前提を最初に。度数が戻ること自体は、必ずしも手術の失敗を意味しません。 仕組みを知れば、過度に不安にならずに対処できます。
なぜレーシック後に度数が戻るのか — 二つの理由
度数の戻りには、大きく分けて二つの原因があります。これを区別することが、対応を考える出発点です。
一つ目は、角膜の治癒反応です。 レーシックは角膜を削って形を変える手術ですが、体には「元の状態に戻ろう」とする自然な治癒の力があります。この力で角膜がわずかに元の形へ寄っていくと、矯正した度数が少し戻ることがあります。
二つ目は、近視そのものが進んでいる場合です。 これは手術とは別の話で、特に若い方や強度近視の方に見られます。眼球が長くなり続ける体質の方は、レーシックで一度きれいに矯正しても、その後また近視が進んでしまうことがあるのです。
「角膜が戻った」のか「近視が新たに進んだ」のか。原因によって対応が変わるので、まず検査でここを見極めます。
戻りやすいのはどんな人か — 正直にお伝えします
誰にでも同じ確率で起こるわけではありません。傾向として、元々の近視が強かった方、若くして手術を受けた方は、度数が戻りやすいことが分かっています。
だから私は、術前の段階でこのリスクを必ずお話しします。強度近視の方には「将来いくらか戻る可能性があること」を、若い方には「度数が完全に安定してから受けるほうが良いこと」を。これを伝えずに「一生これで大丈夫」と言い切るのは、誠実ではないと考えています。
度数が戻ったら、もう一度レーシックを受けられるのか
ここが一番気になるところだと思います。答えは「多くの方は受けられます。ただし条件があります」です。
その条件とは、残っている角膜の厚みです。最初の手術ですでに角膜を削っているため、もう一度削るには、削った後にも安全な厚みが残るかを確認しなければなりません。十分に残っていれば再矯正(タッチアップ)が可能ですし、厚みが足りなければ、無理に削らず別の方法を考えます。

そしてもう一つ大事なのがタイミングです。度数が戻ったからとすぐに再手術はしません。まず度数が再び安定するのを待ちます。進行している最中に削っても、また戻ってしまうからです。落ち着いたことを確認してから、一緒に再矯正の時期を決めます。
当院の「生涯保証」が守るもの
私たちが生涯保証を掲げているのは、まさにこの度数の戻りのような、時間が経ってから起こりうる変化に責任を持つためです。
レーシックは受けて終わりではありません。何年も先に度数がいくらか戻ったとき、定期的に検診を続け、再矯正が必要で可能なら対応する。検査から最初の手術、その後の経過、そして再矯正まで、同じ医師が一貫して責任を持つ——これが私たちの考える「保証」です。スローガンではなく、長く目を預けていただく以上の当然の務めだと思っています。
他院・海外で受けた方の再矯正も
「最初の手術は別の国・別の病院で受けたのですが」という方も、ご相談いただけます。当院は再手術(リビジョン)を専門領域の一つにしています。ただしその場合、最初の手術でどれだけ角膜を削ったか、現在の角膜の状態はどうかを、より丁寧に確認する必要があります。
度数が戻って不安な方、再手術ができるか知りたい方は、まず公式LINEで日本語でご相談ください。日本語通訳が間に入り、最初の手術の記録や必要な検査についてご案内します。「もう一度よく見える」ための道が残っているかどうか、一緒に確かめましょう。
— キム・ソニョン ヒーリング眼科 代表院長
よくある質問
レーシックを受けても、また視力が悪くなることはありますか?
あります。多くの方は安定した視力を長く保ちますが、一部の方で時間とともに近視がいくらか戻る「度数の戻り(回帰)」が起こることがあります。特に元々の近視が強かった方や、若くして手術を受けた方に起こりやすい傾向があります。多くは軽度で、再矯正で対応できます。
なぜ度数が戻るのですか?
主な理由は二つです。一つは、角膜が手術後にわずかに元の形へ戻ろうとする治癒反応。もう一つは、近視そのものが体質的に進み続ける場合です。後者は手術とは別に近視が進んでいるもので、特に若い方や強度近視の方に見られます。
度数が戻ったら、もう一度レーシックを受けられますか?
受けられる方は多いです。ただし条件があります。最初の手術で角膜を削っているため、再び削るには残っている角膜の厚みが十分かを確認しなければなりません。厚みが足りなければ、別の方法を検討します。再手術の可否は必ず検査で判断します。
再手術はいつ受けるべきですか?
度数が戻ったからとすぐに再手術はしません。まず度数が再び安定するのを待ちます。進行している途中で再矯正しても、また戻ってしまうからです。通常は度数の変化が落ち着いたことを確認してから、再矯正のタイミングを一緒に決めます。
海外で最初の手術を受けたのですが、再手術の相談はできますか?
できます。ただし最初の手術の記録や、現在の角膜の状態を詳しく確認する必要があります。公式LINEで日本語通訳にご相談いただければ、必要な情報や検査の流れをご案内します。他院で受けた方の再矯正は当院の専門領域の一つです。