レーシック 光の見え方|レーシック、光の見え方を決める4つの検査値――瞳孔・度数・角膜・涙
レーシック 光の見え方:レーシック、光の見え方は瞳孔・度数・角膜の形・涙の4つの数字で傾向が読めます。ハローやグレアが出やすい目、落ち着くまでの経過、渡航前に確かめたい数字を説明…
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
医学監修キム・ソニョン 代表院長
編集: キム・ソニョン
目次
レーシックのあと夜の街の光がどう見えるか、その光の見え方の傾向は、検査で出る4つの数字――暗い所での瞳孔の大きさ、矯正する度数、角膜の形、涙の状態――からかなりの部分まで読めます。見え方の種類と、関係しやすい検査値を並べると次のようになります。週末の便でソウルへ行き、その旅程で手術まで――と考えている方ほど、「術後の夜、ホテルの照明や帰りの空港の光がどう見えるのか」は気になるはずです。
ヒーリング眼科 代表院長のキム・ソニョンです。
| 見え方 | どう見えるか | 関係しやすい検査値 |
|---|---|---|
| ハロー | 街灯や信号の周りに、ぼんやりした光の輪がかかる | 暗所の瞳孔径と、レーザーを当てる範囲の関係 |
| グレア | 対向車のライトが広がり、周りが見えにくくなる | 矯正する度数、高次収差 |
| スターバースト | 光の点から放射状の筋が伸びる | 角膜の形、涙液層 |
| 見え方の揺れ | まばたきの直後はくっきり、数秒でにじむ | 涙液層 |
日本で測った度数や検査結果の控えがあれば、自分がどの行に近いかはある程度見当がつきます。

暗い所の瞳孔径は、なぜ光の輪と関係するのか
レーザーで形を整えるのは角膜中央の一定の範囲(光学径)です。暗い所で瞳孔がその範囲より大きく開くと、整えた部分の外側を通った光も網膜に届き、輪やにじみとして見えやすくなります。
昼間は瞳孔が小さく、光は整えた範囲の内側だけを通ります。夜道、暗い車内、映画館を出た直後のように瞳孔が開く場面でだけハローが目立つのは、このためです。瞳孔の開き方には個人差があり、若い方ほど大きく開く傾向があります。
米国食品医薬品局(FDA)は、瞳孔が大きい人では術後にグレア、ハロー、スターバースト、ゴースト(二重に見える)が起こりうるとし、瞳孔の評価は暗い部屋で行うよう勧めています。当院の視力矯正の案内でも、瞳孔が大きい場合は夜間のまぶしさの可能性を事前に確認すると明記しています。
判断の材料になるのは、瞳孔径の数字だけではありません。予定する光学径との差、そして次に述べる度数との組み合わせで見ます。瞳孔が大きめでも度数が軽ければ問題になりにくいこともあり、逆に両方がそろうと、夜の見え方への影響を手術前に詳しく話し合う必要が出てきます。
矯正する度数が強いと、にじみは出やすくなるのか
度数が強いほど角膜から取る組織が多くなり、角膜の中央と周辺のカーブの差が大きくなるため、暗所でのにじみが出やすい方向に働く傾向があります。
乱視が強い場合も同じ方向です。乱視の軸に沿って取る量が変わるため、光の筋が特定の向きに伸びて見えることがあります。
もう一つ、度数が強い目では角膜の厚みにも余裕が要ります。見るのは今の厚みそのものより、必要な量を取ったあとにどれだけ残るかです。残りの厚みに余裕がない目に無理に照射すると、光の見え方以前に角膜の強さの問題が出てきます。度数が非常に強い、あるいは角膜が薄い場合は、角膜を削らないICL(眼内コンタクトレンズ)も含めて比べるほうが、夜の見え方の点でも合理的なことがあります。どちらが合うかは、厚みと度数を並べて初めて決められます。
角膜の形と高次収差――地形図と収差マップで見ていること
同じ度数でも光の見え方が人によって違うのは、メガネでは矯正できない細かなゆがみ(高次収差)と、角膜の形のわずかな偏りが目ごとに異なるからです。
角膜形状解析(地形図)は、角膜の表面を色分けした地図のように示します。左右で形が大きく違う、下側だけが急に盛り上がっている、といった偏りは、術後のにじみの原因になるだけでなく、円錐角膜の初期のサインのこともあります。進行中の円錐角膜が疑われる目では、手術を見送るのが原則です。
高次収差は波面収差計で測ります。当院のパーソナルカスタムLASIKは、波面収差計や角膜形状解析で眼全体の収差マップを測り、夜間視力やコントラスト感度まで考えて照射を設計する方法です。照射に使うエキシマレーザーはAMARIS Redで、検査データから作ったプロファイルに沿って角膜を矯正します。
ただ、高次収差がほとんどない目なら、通常のレーシックでも見え方の質は十分に得られることが多く、カスタム設計をあえて勧めない場合もあります。収差マップは「必要な人を見分ける」ための数字でもあります。
まばたきで見え方が変わるのは、涙液層のせいなのか
まばたきの直後はくっきりしているのに数秒でにじむなら、角膜の表面を覆う涙の膜が乱れているサインのことが多く、光の筋やにじみを強める要因になります。
涙の膜は、角膜の上にあるもう一枚のレンズのようなものです。表面が均一なら光はまっすぐ通り、乾いてまだらになると光が散ります。画面を長時間見る生活で涙が不安定になっている方は珍しくありません。
レーシックは手術の性質上、一時的に乾燥感を強めることがあります。当院では、涙液層が不安定であればまずドライアイの管理から始めると案内しており、ドライアイクリニックでマイボーム腺や涙液層を整えてから手術の時期を決めることがあります。4つの数字の中で、手術前に改善できる余地があるのは涙液層です。
日本で受けた検査結果の控えや、メガネ・コンタクトの度数がわかるものが手元にあれば、写真をLINEでお送りください。表のどの行に近いかの目安を、相談の中でお伝えします。
光が落ち着くまでの経過と、旅程の組み方
多くの場合、手術直後から数週間がいちばん目立ちやすく、角膜の治りと涙の状態が落ち着くにつれて軽くなっていきます。落ち着く速さと最終的な程度には個人差があります。
クリアLASIKの当院の案内では、日常生活への復帰は1〜2日が目安です。ただ、日常に戻れることと、夜の光が気にならなくなることは別の話です。術後の最初の夜、ホテルの照明や街の看板がにじんで見えるのは、治りかけの角膜と涙の状態からすると珍しくありません。
旅程を組むときは、翌日の検診で角膜の状態を確認してから帰国するのが基本の形です。何泊が必要かは目の状態で変わるため、相談時に確認します。休みの日数の考え方は仕事を何日休むかの記事に、夜に運転する方の注意点は夜間運転と光のにじみの記事にまとめています。術後の生活の注意事項は、韓国の本院サイトの術後の注意事項のページ(韓国語)にも載っています。
光の症状が残るリスクと、レーシックが向いていない目
多くはありませんが、ハローやグレアが長く残り、夜の見え方への影響が続く方もいます。気になりやすいのは、夜道や雨の日、霧の中のようにコントラストの低い場面です。昼間の視力検査の数字が良くても、こうした場面の見えにくさは数字に表れにくいことがあります。
光の見え方の点で慎重になるのは、次のような目です。
- 暗所の瞳孔が大きく、矯正する度数も強い
- 角膜が薄く、必要な量を取ると残りの厚みに余裕がない
- 地形図に円錐角膜を疑う偏りがある
- 強いドライアイがあり、涙液層が整っていない
- 過去1年でメガネやコンタクトの度数が変わった(FDAは「屈折の不安定」として注意を促しています)
このどれかに当てはまっても、ただちに手術ができないとは限りません。見送る、時期をずらす、別の方法を比べる、のどれが妥当かを検査の数字で決めます。そして、4つの数字がすべて良くても、術後の光の見え方を事前に完全に予測することはできない、という限界は残ります。夜に運転する仕事の方や、暗い場所での見え方を特に重視する方は、その限界も含めて判断材料にしてください。
渡航前に、手元の数字で何がわかるのか
度数はメガネ店の測定でもわかります。角膜の厚みは、日本の眼科で検査を受けていればその結果に載っています。この2つと過去1年の度数の変化がわかれば、表のどの行に近いかのおおよその見当がつきます。暗所の瞳孔径と高次収差は、ソウルでの精密検査で測ります。
用意しておくとよいものは次のとおりです。
- 最近のメガネ・コンタクトの度数がわかるもの(処方の控えや箱の表示)
- 日本で眼科検査を受けていれば、その結果の控え
- 1年前と今で度数が変わったかどうかのメモ
- 夜に運転するか、暗い場所での作業が多いかなど、生活の中で光が気になる場面
コンタクトレンズを何日前から外すかは、レンズの種類で変わるため相談時に確認します。精密検査では角膜の厚み・地形図・瞳孔・涙液層を測り、結果と手術計画は日本語の通訳を交えて説明します。検査から手術、術後管理までは同じ専任主治医が担当します。
当院は新論峴駅から徒歩1分の江南大路470にあり、金曜は21:00まで、土曜は10:00〜14:00に診療しています。当日の動きは一人で受ける場合の記事が参考になります。診療内容の全体はヒーリング眼科の日本語サイトで確認できます。

まだ迷っている段階なら、行きたい時期と、夜に運転するかどうかを一言添えてLINEでご相談ください。暗所の瞳孔径と高次収差はソウルの精密検査で測るものなので、検査日を旅程のどこに置くかを決める材料になります。
よくある質問
レーシック後に光がにじんで見えるのは、手術がうまくいかなかったということですか?
術後しばらく光がにじんで見えるのは、角膜の治りかけの時期や涙の状態の乱れでよく見られる現象で、それだけで手術の結果を判断することはできません。多くは時間とともに軽くなりますが、程度と期間には個人差があります。気になる見え方が続く場合は、検診で角膜と涙液層の状態を確かめます。
瞳孔が大きいと言われました。レーシックは受けられませんか?
瞳孔が大きいことだけで、ただちに受けられないとは限りません。暗所の瞳孔径と照射する範囲の差、矯正する度数、角膜の厚みを組み合わせて判断します。夜の見え方への影響が大きいと考えられる場合は、ICLなど別の方法も含めて比べます。
メガネやコンタクトの頃と比べて、夜の光の見え方はどう変わりますか?
強い度数のメガネやコンタクトでも、夜の光がにじむ方はいます。レーシック後は、光学径の外側を通る光や涙の状態によって、術前とは違う形のにじみが出ることがあります。どちらが見やすいかは目ごとに異なり、検査の数字から傾向を説明します。
目薬で光のにじみは軽くなりますか?
にじみの原因が涙の膜の乱れであれば、点眼などで涙液層を整えることで、まばたきのたびに変わる見え方が軽くなることがあります。一方、瞳孔径や角膜の形が原因のにじみは、目薬だけでは変わりにくいものです。原因の見分けには涙液層の検査と地形図が役立ちます。
帰国後に光の見え方が気になったら、どうすればいいですか?
急に見え方が悪くなった、痛みや強い充血を伴う場合は、まず日本の眼科を受診してください。経過として気になる程度であれば、LINEでご相談ください。当院では検査から術後管理まで同じ専任主治医が担当します。手術時の検査記録を持っておくと、日本の眼科での診察にも役立ちます。