白内障手術後サングラスいつまで?帰国便から約2か月の使い分け
白内障手術後サングラスいつまでかは、光がまぶしい数週間が目安で、治りきるのは約2か月。帰国便での使い方と日本で連絡すべき症状を代表院長が説明します。
医学監修キム・ソニョン 代表院長
編集: キム・ソニョン
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白内障手術後サングラスいつまで――日本に帰ってからも、外に出るたびにかけ続けなければいけないのでしょうか。期限は日付ではなく、光がいつもよりまぶしく感じる間が目安です。多くの方は数週間で落ち着き、目が治りきるとされるおよそ2か月を過ぎれば、サングラスは欠かせないものではなくなります。
こんにちは。ヒーリング眼科 代表院長のキム・ソニョンです。角膜・緑内障・白内障を専門とし、白内障手術では検査から手術、術後の診察まで一人の主治医が担当します。日本からの方には医療通訳が追加料金なしで付き、検査結果も通訳を交えて日本語で一緒に確認します。
術後に目を守る道具には、昼のサングラスと夜の保護用眼帯の二つがあり、終わる時期も役目も違います。この二つを混同したまま帰国すると、眼帯を早くやめてしまったり、室内でまで濃いレンズをかけて段差を踏み外しかけたりしがちです。
手術を考えている段階なら、手術を受けたい時期と帰国便の日付、それに今お使いの眼鏡の処方がわかる写真をLINEで送ってください。帰国後の外出に何を備えればいいかも、LINEなら無料で聞けます。
夜の保護用眼帯とサングラスは、何が違うのですか?
英国の国民保健サービス(NHS)の案内では、目が治る間は夜にプラスチックの保護シールドを着け、風の強い日に外出するときは保護シールドか眼鏡を、光がいつもより明るく感じるならサングラスをかけるよう勧めています。眼帯が防ぐのは、眠っている間に無意識に目をこすったり押したりすることです。サングラスが防ぐのは、昼の光のまぶしさと、風で飛んでくるほこりです。
光が明るく感じるのは、黄色く濁っていた水晶体が透明な眼内レンズに入れ替わり、目に届く光が増えるためです。白い壁が青白く見えたり、晴れた日の路面がまぶしく感じたりするのは多くの場合この変化によるもので、脳が慣れるにつれて気にならなくなっていきます。
白内障手術後サングラスいつまで:まぶしさが引くまでの流れ
最初の数日は、まぶしさに加えて、軽いゴロゴロ感や涙が出やすい時期です。外ではサングラスを使い、室内では普段どおりで構いません。米国国立眼研究所(NEI)は、多くの方が術後8週間で治りきるとしています。数週間でまぶしさが引けば屋外でも外してよく、2か月を過ぎても気になる方は、日差しよけとして続けるのも一つの使い方です。
多焦点眼内レンズを選んだ方は、昼のまぶしさとは別に、夜に街灯や車のライトの周りに輪が見えることがあります。これはサングラスでは減らせず、レンズの見え方に脳が慣れるまで、単焦点より時間がかかることがあります。回復全体の流れは白内障手術後の回復を説明した記事にまとめました。眼内レンズの種類については、韓国語のページですが、本院サイトのプレミアム眼内レンズの紹介ページにも説明があります。
たとえば多焦点レンズを入れて、帰国から1週間後に屋外の行事で半日立つ予定があるとします。その日は、つばのある帽子と、横からの光と風を遮る形のサングラスを用意し、目薬は時間どおりに点してください。砂ぼこりが立つ場所なら、ときどき日陰に入って目を休める時間をつくりましょう。
帰国便と空港では、サングラスをどこに入れておけばいいですか?
預けるスーツケースではなく、手荷物に入れておいてください。空港のガラス張りの通路や、窓側の席に差し込む日差しは思ったよりまぶしく、搭乗前に必要になることがあります。窓側に座るなら日よけを下ろし、機内は乾燥するので、処方された目薬も手荷物に入れておきましょう。
手術から何日後に飛行機に乗れるかは目の状態で変わるため、相談時に確認してください。検査から手術、帰国までの順番は韓国での白内障手術の流れを説明した記事に、ご家族が付き添う場合の準備は親御さんの手術に付き添う方向けの記事に書いています。白内障手術と各レンズの案内は、ヒーリング眼科の日本語サイトでもご覧いただけます。
度付きサングラスは、いつ作ればいいですか?
手術のあとは、遠くや近くの度数が手術前と変わります。NHSも、術後の眼鏡の処方は手術前と違う可能性があるとしています。度数が落ち着く前に度付きのサングラスを作ると、数週間後には合わなくなることがあるので、日本の眼科で新しい眼鏡の処方が出てからにしてください。
それまでは、度の入っていない大きめのものか、今の眼鏡の上からかけるオーバーグラスで足ります。選ぶときに見てほしいのは、紫外線カットの表示があること、横からの光と風を遮る形であること、そして濃すぎないことの三つです。濃いレンズは夕方の道や駅の階段で足元を見えにくくし、運転ではトンネルの出入りで前が見えにくくなります。
日本に戻ってから、まぶしさ以外で連絡すべき症状は?
知っておきたいリスクと副作用
光のまぶしさ、軽い異物感、涙っぽさは、術後数日から数週間でおさまっていくことが多い反応です。NHSの案内では、術後の目薬は4週間ほど使うのが一般的とされています。
見え方のかすみが日ごとに強くなる、目が赤く痛む、明るい光を見るのがつらいときは、日をおかずに日本の眼科を受診してください。視力が急に落ちた、薬を飲んでも引かない強い痛みがある、光が走る、黒い点や糸くずのようなものが急に増えた、視界の一部にカーテンがかかったように見える、という場合は、その日のうちに受診が必要です。NHSは、光が走る・浮遊物が急に増える・影がかかるといった症状は網膜剥離のサインのことがあるとしています。
手術の時期を慎重に考えたほうがいい目もあります。黄斑変性・緑内障・角膜内皮の傷みがあると、眼内レンズを入れても期待ほどくっきりしないことがあり、多焦点レンズでは夜の光のにじみが負担になりやすくなります。コントロールされていない糖尿病や、一部の前立腺の薬などの服用中の薬も、回復に影響することがあります。
帰国後の体制は、手術の前に確かめておきましょう。出国前に持ち帰れる量の術後のお薬を処方し、日本で代わりを探せるよう成分もご説明します。帰国後はメールやビデオ通話で相談でき、日本での診察が必要なら、お住まいの地域の眼科医あての紹介状をお渡しします。感染や後発白内障の可能性をゼロとは言えず、回復の早さにも個人差があるので、連絡の目安を手元に控えておいてください。
日本の眼科で白内障と診断されたときの紙や、手術を勧められた理由のメモがあれば、その写真をLINEで送ってください。
帰国後の予定がある方へ、最初の一通で送るもの
診断の紙か眼鏡の処方の写真を1枚、手術を受けたい時期と一緒にLINEで送り、帰国後に控えている外出や行事に間に合うかを聞いてみてください。料金・通訳・日程の質問も含め、LINEでのご案内は無料で、無理な勧誘はありません。来院されたら、瞳孔の大きさ、角膜の乱視、黄斑の状態を検査し、その結果を通訳と一緒に見ながら、昼のまぶしさと夜の見え方まで含めて暮らしに合うレンズを決めていきましょう。
よくある質問
曇りの日や室内でも、サングラスをかけたほうがいいですか?
室内では基本的に要りません。暗い室内で色の濃いレンズをかけると、段差や床の物が見えにくくなります。曇りの日でも外がまぶしく感じるなら、薄めの色のものを使ってください。
片目ずつ手術する場合、もう片方の目はどうしますか?
片目だけ手術した直後は、左右で白さや明るさの感じ方が違って見えることがあります。2回目の手術までの間は、両目を覆う形のサングラスで左右の差を和らげると過ごしやすくなります。
単焦点と多焦点で、サングラスが必要な期間は変わりますか?
昼のまぶしさが引くまでの期間には、大きな差がないことが多いです。多焦点で見えやすい夜の光の輪はサングラスでは減らせないので、夜にかけるのは避けてください。
帰国後、車の運転はいつから再開できますか?
日数よりも、手術した目の見え方が免許の視力の基準を満たしているかで決まります。日本の眼科で視力を測ってもらってから再開し、夕方やトンネルのある道では色の濃いレンズを使わないでください。
術後の目薬は、いつまで続けますか?
処方された回数と期間どおりに続けてください。NHSの案内では4週間ほどが一般的とされています。帰国後に足りなくならないよう、持ち帰る量を出国前に確認しておきましょう。
