韓国 白内障手術の流れ――検査からレンズ選び・帰国まで院長が説明します
韓国 白内障手術を考える方へ。江南の眼科院長が、検査・眼内レンズの選び方・滞在日数・帰国後の検診までを順番に説明します。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
目次
はじめまして。ソウル江南・新論峴のヒーリング眼科で代表院長を務めております、キム・ソニョンです。大学病院で角膜・白内障の臨床教授を務め、いまは日本から来られる方を毎週診ています。院内には日本語通訳が常駐しています。
LINEでよくいただくのが、この一言です。「先生、母の白内障を韓国で手術したいのですが、何日行けばいいのか、何を準備すればいいのか、まったく分からなくて。」
いま韓国 白内障手術を調べている方も、同じところで止まっていませんか。遠い国で、しかも目の手術ですから、不安になるのは当然です。
ですので、最初に正直に申し上げます。**白内障手術で本当に大切なのは、手術の10数分ではなく、その前の「測る」と「選ぶ」の時間です。**今日は、診察室でご説明している順番どおりに、検査から帰国までをお話しします。
韓国で白内障手術を受けるとき、何がどの順番で進むのか
白内障は、目の中のレンズ(水晶体)が年齢とともに濁る病気です。点眼や眼鏡で元に戻すことはできず、濁ったレンズを取り出して眼内レンズに入れ替えることが、唯一の根本的な治療です。
手術そのものは片眼15〜20分ほどで、点眼麻酔・入院なしで行います。けれども結果を左右するのは、次の3つの段階です。
1つ目 精密検査と「眼の長さ」の測定
白内障の程度だけを見るのではありません。眼の長さ、角膜のカーブ、乱視の軸、角膜内皮細胞、黄斑と視神経まで測ります。
眼内レンズの度数は、この数値で決まります。服のサイズを測らずに仕立てないのと同じで、測定の精度が、そのまま術後の見え方になります。
2つ目 眼内レンズを選ぶ
レンズには大きく、一つの距離にピントを合わせる「単焦点」、遠く・中間・近くを見やすくする「多焦点」、乱視を矯正する「トーリック」があります。
選ぶ基準は、値段よりも生活です。夜に運転するのか、本を長く読むのか、手元の細かい作業が多いのか。その話を伺ってから、検査の数値と合わせて一緒に決めます。
3つ目 手術と翌日検診
角膜の縁を2〜3mmだけ切開し、超音波で濁ったレンズを細かく砕いて吸い出し、折りたたんだ眼内レンズを入れて広げます。多くの場合、縫合は必要ありません。
翌日の検診では、切開部・レンズの位置・眼圧を確認します。この翌日検診が終わるまでは、帰りの飛行機に乗らない日程を組んでください。
韓国 白内障手術は「検査で測る → 生活に合わせてレンズを選ぶ → 手術と翌日検診」の順に進みます。手術時間は短くても、前の二つを急がないことが結果を守ります。
手術を受ける時期の考え方は白内障手術の年齢と時期でも詳しく書いています。
だから私は、レンズを選んだ医師が手術まで責任を持ちます
当院では、検査をした医師が、レンズを選び、手術をし、術後も診ます。途中で担当が替わることはありません。
レンズの度数は、検査の数字を読んだ人間がいちばんよく分かっています。だからこそ、その人が最後まで責任を持つべきだと考えています。
自慢ではなく、確認していただける根拠として三つ挙げます。外国人の方も韓国人と同一料金で、外国人向けの上乗せはありません。Googleでは**4.8(154件)**の評価をいただいています。私自身は欧州白内障屈折矯正学会(ESCRS)の正会員です。
では、自分にはどのレンズが合うのでしょうか
あくまで目安です。最終的な答えは検査の数値で決まります。
| 生活・希望 | 考えやすいレンズ |
|---|---|
| 夜の運転が多い、くっきりした見え方を優先 | 単焦点 |
| 老眼鏡をなるべく使いたくない | 多焦点 |
| 角膜乱視が強い | トーリック(単焦点・多焦点とも) |
手術の詳細は白内障手術、老眼も同時に考える方は老眼・白内障 同時矯正のページをご覧ください。多焦点レンズの違いは多焦点眼内レンズの種類にまとめています。

当院で公開している料金は次のとおりです(韓国ウォン)。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 精密検査 | ₩150,000 |
| 単焦点眼内レンズ(片眼) | ₩1,250,000 |
| 多焦点眼内レンズ(片眼) | レンズにより異なります(例:LISA tri ₩3,000,000) |
費用の内訳と総額の考え方は韓国 白内障手術 費用で詳しくご説明しています。
副作用と、おすすめしない方について
どんな手術にもリスクはあります。先にお伝えしておきます。
- 術後のかすみ・ゴロゴロ感・涙:当日から数日はよくある反応で、数日〜数週間かけて落ち着きます。回復の速さには個人差があります。
- 多焦点レンズの光のにじみ:夜間にハローやグレアを感じる方が一部いらっしゃいます。脳が新しい見え方に慣れるまで時間がかかることもあります。
- 後発白内障:眼内レンズ自体は濁りませんが、後ろの膜が濁ることがあります。その場合は簡単なレーザー処置で改善します。
- 感染:ゼロにできる手術はありません。精密な検査・無菌操作・術後の点眼で低く抑えます。
次のような方には、すぐの手術をおすすめしないことがあります。濁りが軽く生活に支障がない方、黄斑変性・緑内障・角膜内皮の障害がある方(期待どおりの見え方にならない可能性があります)、糖尿病が安定していない方です。服用中のお薬は、前立腺のお薬も含めて必ずお知らせください。
白内障そのものの説明は、韓国本院の白内障とは(韓国語)のページにもあります。
日本からの日程と、準備していただくこと
- 日程:精密検査・手術・翌日検診が基本です。両眼の場合や検査結果によって日数が変わるので、変更できる航空券をおすすめします。
- アクセス:新論峴駅から徒歩1分、仁川空港から約70分です。
- お持ちいただくもの:お薬手帳、現在の眼鏡、日本の眼科でもらった検査結果があればお持ちください。
- 付き添い:手術当日は付き添いの方がいると安心です。
- 帰国後:1週・1か月・3か月の検診は日本のお近くの眼科で受けていただけます。術式・レンズ・点眼薬を書いた記録をお渡しします。
まとめ――必ずしも当院でなくても構いません
最後に、ひとつだけお伝えさせてください。
必ずしも当院でなくても構いません。ただ、レンズを選んだ医師が自分で手術をし、「今回は単焦点にしましょう」と正直に言ってくれる病院を選んでください。
まずはLINEで、年齢・今の見え方で困っていること・渡航できる時期を送ってください。検査の結果、今は手術の時期ではない、あるいは当院のやり方が合わないと判断すれば、そう申し上げます。
ソウルで、あなたの目を直接拝見できることを楽しみにしています。
— キム・ソニョン / ヒーリング眼科 代表院長(ソウル江南・新論峴)
よくある質問
韓国で白内障手術を受けるには、何日くらい滞在が必要ですか?
精密検査・手術・翌日検診を含めた短い滞在で終える方が多いです。両眼を同じ渡航で行うか、眼の状態によって日数は変わりますので、航空券を取る前に無料相談で日程を一緒に組みましょう。
手術は痛いですか?
点眼麻酔で行うため、注射はなく負担は大きく減ります。多くの方は痛みよりも明るい光を感じる程度です。術後の軽いゴロゴロ感や涙は自然に落ち着きます。
単焦点と多焦点、どちらを選べばいいですか?
どちらが上ということはなく、瞳孔の大きさ・角膜乱視・黄斑の状態と、運転や読書などの生活で決めます。夜間の運転が多い方には単焦点が合うことが多く、検査結果が多焦点に向かなければ正直に単焦点をおすすめします。
まだ手術しなくてもいい段階でしょうか?
白内障は多くの場合、急ぐ病気ではありません。濁りが軽く生活に支障が少なければ、経過を見ながら時期を一緒に決めます。運転や読書に明らかな支障が出たときが一つの目安です。
帰国後の検診はどうすればいいですか?
日本のお近くの眼科で受けていただけます。術式・挿入したレンズ・点眼薬を書いた記録をお渡ししますので、それを持って受診してください。気になることは帰国後もLINEで日本語でご相談いただけます。
外国人は料金が高くなりますか?
高くなりません。当院は外国人の方も韓国人と100%同じ料金です。単焦点眼内レンズは片眼₩1,250,000で、多焦点はレンズごとに異なるため、検査後に総額をご案内します。
