韓国 白内障 手術を親と一緒に――付き添う方が準備する5つのこと
韓国で白内障手術を親と一緒に受けに来る方へ。事前に送る持病・お薬の情報、付き添いの役割、通訳同席の同意、移動と宿、点眼の管理、帰国後の検診を院長が説明します。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
目次
はじめまして。ソウル江南・新論峴のヒーリング眼科で代表院長を務めております、キム・ソニョンです。大学病院で角膜・白内障の臨床教授を務め、いまは日本から来られる方を毎週診ています。日本語通訳が常駐しています。
「親と一緒に韓国へ行って、白内障の手術を受けさせたい。私は何を準備すればいいですか」――息子さん・娘さんから、LINEでよくいただくご相談です。ご自身の手術ではないからこそ、責任を感じていらっしゃるのだと思います。
正直にお伝えします。**親御さんの白内障手術でいちばん大切なのは、手術そのものより「手術の前と後」で、そこは付き添う方の役割がとても大きいのです。**今日は、私が付き添いの方にお願いしていることを順番にお話しします。
韓国で親の白内障手術に付き添うとき、準備する5つのこと
手術の流れ自体は、韓国 白内障手術の流れで説明しています。ここでは、付き添う方の目線でまとめます。
1つ目 持病とお薬の情報を、渡航前に送る
高齢の方は、高血圧・糖尿病などの持病や、毎日飲むお薬があることが多いです。
特に血液をさらさらにするお薬、糖尿病のお薬、目薬は、名前と量を事前に送ってください。お薬手帳の写真で十分です。知らずに当日を迎えると、手術日を動かさなければならないことがあります。
2つ目 説明を「二人で」聞く
検査結果、レンズの選択、術後の注意。どれも、ご本人だけでは覚えきれないことがあります。
付き添いの方には、メモを取る役をお願いしています。帰国してから「先生は何と言っていたっけ」とならないためです。
3つ目 同意は、通訳同席でご本人が理解してから
同意書には、ご本人に署名していただきます。リスクの説明を理解しないまま署名することがないよう、同意の場面には必ず通訳が同席します。
ご家族が代わりに「大丈夫です」と答えてしまう場面を、診察室でときどき見かけます。私は、ご本人の言葉で質問していただくまで待ちます。
4つ目 移動と宿は「段差の少なさ」で選ぶ
手術当日は、片方の目が見えにくい状態で帰ることがあります。距離感がつかみにくく、段差でつまずきやすくなります。
当院は新論峴駅から徒歩1分ですが、ご高齢の方はタクシーでの移動をお勧めしています。宿は、クリニックに近く、エレベーターがあるところを選んでください。
5つ目 点眼の管理を引き受ける
術後は、数種類の点眼を決まった回数さします。高齢の方は、さし忘れや順番の間違いが起こりやすいです。
点眼表を作って、付き添いの方がチェックするのがいちばん確実です。容器の口が目やまつげに触れないよう、さし方も一緒に練習していただきます。
付き添いの方の役割は「情報を送る・一緒に聞く・ご本人に決めてもらう・安全に移動する・点眼を管理する」の5つです。手術の成功は、この準備にも支えられています。
だから私は、ご本人の言葉で決めていただきます
親御さんの手術では、ご家族が先回りしてすべてを決めてしまうことがあります。
けれど、新しいレンズで毎日を過ごすのはご本人です。**運転をするのか、本を読むのか、畑仕事をするのか。**それを聞かずに、レンズは選べません。
根拠もお伝えします。外国人料金はなく、韓国の患者さんと同じ料金です。Googleの評価は4.8、口コミは154件あり、私自身は欧州白内障屈折手術学会(ESCRS)の正会員です。
自慢ではなく、確かめられる根拠としてお伝えしています。術前・術後の注意事項は、韓国本院の手術前後の注意事項ページでも公開しています。
では、親にはどのレンズと日程が合うのでしょうか
付き添いの方からよくいただく質問を、表にまとめました。最終的な答えは検査で決まります。
| よくある迷い | 考え方 |
|---|---|
| 単焦点か多焦点か | ご本人の生活と、目の病気の有無で決めます |
| 両眼を一度に済ませたい | 目の状態によって可能ですが、間を空けることもあります |
| 持病があっても大丈夫か | お薬と体調を見て判断します。事前情報が大切です |
| 帰国後の検診 | 日本の眼科で受けられるよう記録をお渡しします |

当院の単焦点眼内レンズの白内障手術は片眼125万ウォン、精密検査は15万ウォンです。多焦点レンズの料金は製品ごとに違うため、韓国の白内障手術費用の考え方と料金ページをご覧ください。手術の内容は白内障手術の説明にもまとめています。
副作用と、手術をお勧めしない場合
- 体調や持病のコントロールが不安定なとき
- 白内障がごく初期で、生活に困っていないとき
- 網膜や視神経の病気があり、レンズを替えても見え方が戻りにくいとき
- ご本人が手術に納得していないとき
白内障手術にもリスクはあります。術後の炎症や眼圧の上昇、多焦点レンズでは夜間の光のにじみ、時間がたってからの後発白内障が起こることがあります。見え方の回復には個人差があります。
日本から来られる方へ――日程と帰国後
- 手術当日から明るさを感じる方が多く、翌日には日常の軽い活動ができることが多いです。安定するまでは数日〜数週間かかります。
- 最低限の流れは検査日・手術日・翌日検診です。両眼か片眼か、レンズの取り寄せで日程が変わるので、ご相談時に一緒に組み立てます。
- 飛行機の座席は通路側、空港では車いすの手配も検討してください。
- 帰国後の検診は日本の眼科で。術式・レンズ・測定値・点眼薬の記録をお渡しします。
- 付き添う方がご自身の目も気になる年代なら、韓国の眼科で白内障と老眼を考える50代の方へも参考にしてください。
まとめ――ご両親を急がせなくて大丈夫です
最後に、ひとつだけお伝えさせてください。
必ずしも当院でなくても構いません。ただ、ご本人に直接話を聞き、付き添いの方にも同じ説明をしてくれる病院を選んでください。
まずはLINEで、親御さんの年齢・いま困っている見え方・持病とお薬・渡航できる時期を送ってください。手術が合わないとわかれば、そのとおりにお伝えします。
親御さんと一緒に、明るく見える毎日を迎えられるよう、お手伝いできたらうれしいです。
— キム・ソニョン / ヒーリング眼科 代表院長(ソウル江南・新論峴)
よくある質問
親の白内障手術に、家族は付き添えますか。
はい、付き添っていただけます。検査結果やレンズの説明、術後の注意事項は、ご本人と付き添いの方が一緒に聞いてくださるのがいちばん安心です。
渡航前に送っておくべき情報は何ですか。
持病の有無、飲んでいるお薬の名前と量、これまでの目の治療歴、日本の眼科で受けた検査結果があればその写しです。特に血液をさらさらにするお薬は、事前に教えてください。
同意書は日本語で説明してもらえますか。
はい。日本語通訳が常駐しており、同意の場面には必ず通訳が同席します。ご本人が内容を理解して署名できるよう、付き添いの方も一緒に聞いていただきます。
両眼とも一度の渡航で手術できますか。
目の状態によっては、一度の来院で両眼を整えて帰られる方も多くいます。ただし片眼ずつ間を空けたほうがよい場合もあり、検査の結果を見て日程を決めます。
帰国後の検診はどうすればいいですか。
帰国後の検診は日本の眼科で受けていただけます。術式・レンズ・測定値・点眼薬をまとめた記録をお渡しするので、日本の先生がそのまま引き継げます。
費用はいくらかかりますか。
当院の単焦点眼内レンズの白内障手術は片眼125万ウォン、精密検査は15万ウォンです。多焦点レンズを選ぶ場合は製品ごとに料金が変わります。外国人料金はありません。
