レーシック やり直しはできる?決め手は残った角膜の厚みと度数
レーシック やり直しができるかは、残った角膜の厚みと度数の安定で決まります。よくある思い込みを、検査の見方と日本からの日程の考え方とともに院長が整理します。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
医学監修キム・ソニョン 代表院長
編集: キム・ソニョン
目次
レーシック やり直しができるかどうかは、角膜にどれだけ余裕が残っているかと、度数が落ち着いているかで決まります。日本から行く方が気にされる「何日休めばいいのか」「帰国後に何かあったらどうするのか」という点も、検査の結果で日程が変わるため、先に整理しておくと動きやすくなります。当院はLASIK・LASEKの再手術を扱う専門センターを運営しており、角膜が足りない場合はICLなど別の方法もお伝えしています。
代表院長のキム・ソニョン(角膜・緑内障・白内障、議政府聖母病院 角膜・白内障 臨床教授)です。ネットで見かける「やり直しは何度でもできる」「戻ったら失敗」といった話を、診察室で確かめている順に並べ直しました。
レーシックを受けた時の手術記録や、最近の眼科の検査結果があれば、写真を撮ってLINEで送ってください。

「やり直しは何度でもできる」は本当?
回数の決まりより、いま残っている角膜の量で決まります。レーシックは角膜の内側を削って度数を変える手術で、削った分は元に戻りません。やり直しのたびに使える厚みは減るため、一度目にどれだけ削ったかと、いま何が残っているかが先に問われます。
検査では角膜の厚みと地形図(トポグラフィー)を測り、追加で矯正しても十分な厚みが残るか、円錐角膜を疑う所見がないかを確かめます。ここで余裕がなければ、同じ方法のやり直しは見送るのが原則です。米国FDAも、角膜が薄い方や度数が安定していない方はレーシックに向かない場合があるとしています。
度数がここ1年ほど変わっていないかどうかも、同じくらい大切な条件です。度数が動いている最中に矯正しても、また動けば元に戻ってしまうからです。
見え方が戻ったら、手術は失敗だったのか?
戻った原因は一つではなく、原因によって次の手が変わります。レーシック やり直しの相談で最初にやるのは、手術をもう一度するかどうかではなく、なぜ見えにくくなったのかを突き止めることです。
原因の候補は、近視そのものの進行、角膜の形の変化、目の乾燥による見え方の揺れ、初回の矯正で度数がわずかに残ったこと、白内障など別の目の病気、などです。術後数週間の揺れは回復の途中経過であることも多く、本当の戻りとは分けて考えます。
乾燥が主な原因なら、手術より先に涙の状態を整える方が見え方が良くなることもあります。原因を決めないまま再手術に進むと、同じ見えにくさを繰り返しかねません。
何を「失敗」と呼ぶのか、その確率をどう考えればいいのかは、「レーシック 失敗」の記事で率直にお話ししています。
同じ手術をもう一度受けるだけ、ではない
再手術の方法は検査結果で変わり、角膜の余裕に応じて大きく三つの道があります。
| 方法 | 向く目 | 前提 |
|---|---|---|
| 表面を整えるラセック方式の再矯正 | 角膜に余裕がある | 残りの厚みが十分 |
| 以前のフラップを再び持ち上げて補正 | フラップの状態が良い | 状態を検査で確認 |
| ICL(眼内レンズ) | 角膜が薄く、これ以上削れない | 角膜を削らず眼内にレンズを入れる |
ラセック方式は、LASIK系に比べて回復に時間がかかり、痛みが負担になる方もいます。ICLは角膜を削らない代わりに、眼の中にレンズを入れる別の手術ですので、ICL自体のリスクも説明を受けたうえで比べる必要があります。どれが合うかは、検査データを見ながら決めます。詳しい術式はLASIK・LASEK再手術のページにまとめています。
他院で受けた手術でも、相談できる?
他院で受けたレーシックやラセックの再手術も、当院の再手術専門センターで扱っています。
記録が手元にない場合でも、現在の角膜の厚みと形、度数の状態は検査で測れます。「難しい」と言われた理由が角膜の厚みなのか、度数が安定していないことなのかが分かるだけでも、次の選択肢が見えてきます。
日本から行くなら、何日休み、帰国後はどうなる?
日数は検査結果と選ぶ方法で変わるため、航空券を取る前に日程を相談するのが確実です。コンタクトレンズを外す日数も、相談の際にお伝えします。
当院は新論峴駅から徒歩1分、仁川空港からは約70分です。診療は月〜木が10:00〜18:30、金曜は夜間診療で21:00まで、土曜は10:00〜14:00で、日曜・祝日は休診です。仕事帰りの金曜夜や土曜をどう使うかが、休みを組む時の一つの手がかりになります。日本語・中国語(繁体)・英語の通訳がつき、検査結果と手術計画を日本語で確認できます。
レーシック全般の休みの組み方は韓国 レーシックで仕事は何日休む?、当日の動きは一人で受けられるかにまとめています。
ご希望の渡航時期の候補を2〜3日分、LINEで送ってください。診療日と休診日を踏まえて、日本語で日程が組めるかをお返事します。
やり直しのリスクと、できないと判断する場合
追加で矯正しても、目の乾燥感、夜間の光のにじみ、度数が少し残ることは起こり得ます。時間とともに落ち着く方が多い一方で、再び度数が動く可能性もあり、結果の出方は目の状態によって変わります。
夜間の見え方については、レーシック後の夜間運転が不安な方へで瞳孔との関係を説明しています。強い乾燥、進行中の円錐角膜、妊娠・授乳中、度数が不安定な時期は、手術を見送るか、先に目の状態を整えることを優先します。
できる・できないの境目は、年数ではなく、残った角膜と度数の安定という二つの測定値にあります。米国眼科学会(AAO)も、レーシックの適応は角膜の状態や度数の安定などを検査して判断するとしています。
韓国語が読めるご家族には、韓国本院サイトの詳しい説明ページも参考になります。
最初に送っていただきたいもの
レーシック やり直しを考え始めた段階では、手術記録がなくても構いません。いま使っているメガネやコンタクトの度数が分かるもの、または最近の視力検査の結果を撮影して、LINEに送ってください。希望の渡航時期を一言添えていただければ、日本語でお返事し、検査で確認する項目と日程の組み方をお伝えします。
よくある質問
レーシックのやり直しは、何回までできますか?
残っている角膜の厚み、角膜の形、度数の安定を検査で確認し、追加で矯正しても安全な余裕があるかで判断します。余裕がない場合は、角膜を削らないICLなど別の方法を検討します。
最初の手術から何年たてば、やり直しを受けられますか?
年数の決まりよりも、度数が一定期間変わっていないかが目安になります。度数が動いている間に矯正しても、また変化すれば戻ってしまいます。直近の検査結果と過去の記録を並べて、安定しているかを確認します。
やり直しの手術は痛いですか?
手術中は点眼麻酔を使うため、痛みはほとんどなく、圧迫感を感じる程度です。表面を整えるラセック方式では、術後に痛みや異物感が出ることがあり、回復にも時間がかかる傾向があります。方法ごとの違いは検査後に説明します。
他院の手術記録がなくても相談できますか?
記録があると原因を探しやすくなりますが、なくても相談は可能です。現在の角膜の厚みと形、度数を検査で測り、そこから選べる方法を考えます。分かる範囲で手術の時期や術式を添えていただくと役立ちます。
レーシック やり直しの費用は、何で決まりますか?
選ぶ方法(表面の再矯正、フラップを使った補正、ICL)、片眼か両眼か、必要になる追加の検査などで変わります。お手元の手術記録や検査結果の写真をLINEで送っていただければ、チームがご自身のケースに当てはまる点をお伝えします。