韓国 日本 レーシック 違い 安全性──執刀医が3つの選択肢を比較表で正直に並べます
韓国 日本 レーシック 違い 安全性を、執刀医が選択肢ごとの比較表で正直に整理します。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
目次
「日本の眼科で『角膜が薄めだから難しい』と言われました。韓国なら受けられますか?」——東京からお越しになった32歳の方が、診察室に入って最初にそう尋ねられました。私の答えは「韓国だから受けられる、ということはありません」でした。
韓国 日本 レーシック 違い 安全性を比べようとすると、多くの方が「技術レベルの差」を探されますが、実際に違うのは費用構造と術後の動線であって、レーザー機器や手技そのものに国境はありません。日本も韓国も同じメーカーのエキシマレーザー・フェムトセカンドレーザーを使い、同じ国際学会で同じデータを共有しています。ですので比較すべき軸は「どちらの国が安全か」ではなく、「あなたの角膜と生活に、どの選択肢が合うか」です。
安全性を決めるのは国名ではなく、術前検査の深さと、術後に誰がどれだけ診続けるかという設計です。
「韓国は症例数が多いから安心」は、比較の根拠になりません
韓国は人口あたりの視力矯正手術件数が多く、術式の選択肢も豊富です。ただし症例数は国や病院の数字であって、あなたを執刀する医師の数字ではありません。私が患者さんにお願いしているのは、「誰が検査を読み、誰が執刀し、誰が術後を診るのか」を三つとも同じ名前で答えられるか確認することです。当院は1:1専任主治医の方針をとっており、その理由や見分け方は韓国のレーシッククリニックの判断材料をまとめた記事で具体的に書いています。
現実的な選択肢を、同じ表で並べます
| 選択肢 | 向いている方 | 引き換えに求められること | 選ばないほうがよい方 |
|---|---|---|---|
| 日本のクリニックでLASIK | 休みが取りにくく、通院距離を最優先したい方 | 費用は高くなりやすく、検査項目や機種の施設差を自分で確認する手間 | 提示された適応判断の根拠に納得できないまま進めたい方 |
| 韓国でクリアLASIK(第4世代) | 近視・乱視で角膜の厚みに余裕があり、1〜2日での日常復帰を優先する方 | 検査と経過確認のための数日の滞在日程と、帰国後のオンライン経過確認 | 角膜が薄い方、円錐角膜の疑いがある方、重いドライアイの方 |
| 韓国でSMILE(フラップレス) | 角膜フラップを作りたくない方、接触の多いスポーツ・職業の方 | 度数や乱視の範囲に設計上の制約があり、検査で可否を確かめる必要 | フラップ以外の理由で適応外と判断された方 |
| いまは手術しない(メガネ・コンタクト継続、ICL検討) | 度数が1年以内に変動している方、20歳前後、妊娠中・授乳中の方 | 判断を先送りする時間 | 条件が整い不便もはっきりしている方には、待つこと自体が最善とは限りません |
術式ごとの仕組みと回復の流れはクリアLASIK(第4世代)の詳細ページとフラップを作らないSMILEのページに分けて書いています。韓国語で読める本院の解説をご覧になりたい方は、韓国本院のクリアラシック解説ページもあわせてどうぞ。
韓国でのレーシックを「おすすめしない方」を先に申し上げます
帰国後1か月のあいだ、受診できる眼科を確保できない方には勧めません。角膜地形図に不規則性があり円錐角膜が疑われる方、フラップ後の残余角膜が足りない方は、レーザーではなく眼内レンズを検討します。重いドライアイの方はまず治療で状態を整えてから判断すべきで、その考え方はレーシック後のドライアイについての記事に書いています。度数が安定していない方、妊娠中・授乳中の方、そして通訳を介した説明を聞いても不安が残る方も、この時期に急いで決める必要はありません。
費用差の正体は、質ではなく構造です
当院の公開料金(外国人も韓国人と同一)
差額の中身は人件費・広告費・症例数の構造で、機器や消耗品を削った結果ではありません。ただし見積もりは総額で比べてください。検査費、術後の点眼薬、追加検診が含まれるかで印象は変わります。日本の見積もりとの具体的な比べ方は韓国と日本のレーシック費用を比較した記事で内訳ごとに整理しました。
リスクは、国を変えても減りません
ドライアイ、夜間のハロー・グレア、度数の戻り、まれにフラップ関連のトラブルや感染——これらはどこで受けても完全になくすことはできません。減らせるのは確率であり、その手段は精密検査で適応を外すべき方を外すことだけです。数字の受け取り方についてはレーシックの失敗の確率について書いた記事で率直にお話ししています。

私は、日本で受けるほうが合っている方には正直にそうお伝えします。国を比べるより、ご自分の角膜のデータを見ることのほうが、ずっと確かな判断材料になります。——ヒーリング眼科 代表院長 キム・ソニョン
よくある質問
韓国と日本で、レーシックの安全性そのものに差はありますか?
手術に使うエキシマレーザーやフェムトセカンドレーザーは、日本でも韓国でも同じメーカーの機種が使われています。手技も国際学会で共有された同じ原理に基づいており、「国」で安全性が決まるわけではありません。差が出るのは、術前検査でどこまで角膜形状や涙液の状態を読み込むか、そして術後に誰がどのくらいの期間フォローするかという運用の部分です。ですので比較の軸は国名ではなく、検査項目・執刀医・術後管理の設計に置いてください。
日本で「角膜が薄いので難しい」と言われました。韓国なら受けられますか?
国が変われば基準が緩くなる、ということはありません。角膜の厚み、角膜地形図の不規則性、フラップを作った後に残る角膜量は物理的な条件で、どこで測っても大きくは変わりません。ただし測定機器や評価項目が違えば、より詳しい根拠が出てくることはありますので、精密検査を受け直す意味はあります。その結果レーザー手術が適さないと判断した場合は、眼内レンズ(ICL)など角膜を削らない方法をご案内し、無理には進めません。
術後すぐ帰国します。トラブルがあったらどう対応しますか?
当院では手術翌日と、可能であれば数日後の検診を韓国滞在中に済ませる日程をおすすめしています。帰国後はメッセンジャーやビデオ通話で経過を確認し、必要と判断した場合はお近くの眼科で診てもらうべき内容を具体的にお伝えします。充血や強い痛み、急な視力低下は待たずに現地で受診していただく必要があります。当院は術後も定期検診を続ける生涯責任保証の方針をとっていますが、距離があるからこそ、帰国後の連絡手段を手術前に決めておくことが大切です。
韓国の料金が日本より安く見えるのは、質を落としているからですか?
主な理由は人件費・広告費・症例数の構造の違いで、機器や消耗品そのものを削っているわけではありません。ただし提示額に精密検査費、術後の点眼薬、追加の検診が含まれているかは施設によって違うため、総額で比べる必要があります。当院はクリアLASIK(両眼)₩2,700,000、精密検査₩150,000と公開しており、外国人の方も韓国人と同一料金です。極端に安い見積もりを見たときは、何が含まれていないのかを必ず確認してください。
レーシックで起こりうる不具合には、どんなものがありますか?
頻度が高いのは術後数週間から数か月のドライアイと、夜間の光のにじみ(ハロー・グレア)です。多くは時間とともに落ち着いていきますが、個人差があり、長く残る方もいます。ほかに度数の戻り、まれにフラップに関連するトラブルや感染があり、追加の処置や再手術が必要になる場合があります。これらはどの国で受けても完全になくすことはできず、術前検査でリスクの高い方を見分けて適応を外すことが唯一の現実的な対策です。
通訳を介した説明で、本当に理解して決められますか?
当院には日本語・中国語(繁体)・英語の通訳が常駐し、角膜地形図や収差の検査結果を画面で一緒に見ながらご説明します。数値の意味、なぜその術式を提案するのか、どの条件なら見送るのかを日本語で確認していただいたうえで判断していただきます。その場で決めていただく必要はなく、資料をお持ち帰りになって考える方も多くいらっしゃいます。説明を聞いて納得できないまま進めるのは、どの国であっても避けるべきだと私は考えています。
