レーシック 年齢 50代は、角膜より先に水晶体と手元を見る
レーシック 年齢 50代の方へ。老眼で手元が見えにくくなる理由、初期の白内障、ドライアイ、ICLや白内障手術という別の道まで、相談で聞くべき質問を院長が整理しました。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
医学監修キム・ソニョン 代表院長
編集: キム・ソニョン
目次
ソウル・江南のヒーリング眼科で代表院長をしているキム・ソニョンです。50代でレーシックを考えている方へ、先に答えをお伝えします。レーシック 年齢 50代という条件でも、手術は検討できます。ただ、決め手になるのは年齢の数字ではありません。老眼の進み具合、水晶体の濁り、涙の状態の3つです。
近視の方は、50代に入ると眼鏡を外して手元を読んでいることが多いはずです。その習慣が手術の後にどう変わるかを知らないまま申し込むと、「遠くは見えるのに、スマホの文字が読めない」という戸惑いにつながりかねません。そこで、どの眼科で相談する場合にも使える質問を先に並べておきます。当院で相談する場合も、同じ質問をそのまま投げてください。
- 今の度数をすべて矯正したら、手元はどう見えるか
- 水晶体に濁りは始まっていないか
- 涙の量と質は、手術を受けられる状態か
- 眼圧や視神経に、気になる所見はないか
- 角膜の厚みと形に、削る余裕はあるか
- レーシック以外の方法も、同じ席で説明してもらえるか
- 帰国後に不調が出たら、誰に何を見せればよいか

近視を治すと、手元はかえって見えにくくなりますか?
近視の50代の方は、遠くに合わせて矯正すると、手元を見るために老眼鏡が必要になることが多いです。レーシックは角膜の形を変える手術で、ピント調節を担う水晶体の衰え、つまり老眼は元に戻せないからです。
仕組みを少しだけ説明します。近視の目は、もともとピントが手前に合っています。そのため老眼が始まっても、眼鏡を外せば新聞やスマホの文字が読めることがあります。レーシックでピントを遠くへ移すと、その「裸眼で読める距離」もなくなります。手元を見る力は、角膜ではなく水晶体の柔らかさに頼っているためです。
納得してよいのは、「遠くに合わせると、手元はこのくらいの距離から見えにくくなります」と、具体的な場面で返ってくる説明です。「老眼は別の問題です」とだけ言われたら、もう一歩聞いてください。
老眼を考慮した矯正として、老眼LASIK・LASEKという設計もあります。韓国語ですが、本院サイトの老眼レーシックの紹介ページにも考え方が載っています。どちらが目と暮らしに合うかは、検査の数値と、何をいちばん長く見る生活なのかで変わります。老眼LASIKを含む当院の診療の全体像は、ヒーリング眼科の日本語トップページから確認できます。
水晶体の濁りを、角膜の手術より先に確かめる理由
水晶体にすでに濁りが始まっている場合、角膜のレーシックより白内障手術のほうが筋の通る選択になることがあります。白内障手術では濁った水晶体を眼内レンズに置き換えるため、そのときに近視の度数もあわせて調整できるからです。
白内障は50代でも始まることがあり、見え方の変化はゆっくりです。「夜のライトが前よりにじむ」「眼鏡を作り直しても、すっきりしない」。そうした感覚は、度数のせいだけとは限りません。濁りがある目の角膜を削っても、濁りそのものは残ります。数年後に白内障手術が必要になれば、短い間に二度、目の手術を受けることになります。
もう一つ、レーシックを受けた目は、のちの白内障手術で眼内レンズの度数計算に工夫が要るとされています。角膜の形が変わっているため、通常の計算がそのまま当てはまりにくいのです。どこで受けるにしても、手術前の検査データの控えを受け取れるかを聞いておくと、10年後、20年後の主治医の助けになります。
ここで聞きたいのは、「水晶体は今こういう状態なので、この順番がよい」という、検査の結果に結びついた説明です。当院の診療メニューには白内障手術と、老眼・白内障同時矯正があります。手術当日から翌日の確認、数週間の経過は白内障手術のページにまとめています。
50代の目で気をつけたいリスクと、向いていないケースは?
50代で目立ちやすいのは、ドライアイの悪化、緑内障や高眼圧の見落とし、暗い場所での光のにじみの3つです。どれも検査で事前に拾える部分が多く、当てはまれば手術の時期をずらすか、別の方法を検討することになります。
涙は年齢とともに少なくなる傾向があり、50代前後で乾きを自覚する方は少なくありません。米国食品医薬品局(FDA)の患者向け解説も、ドライアイを危険因子の一つに挙げ、LASIKはその状態を悪化させやすいと説明しています。乾きが強いまま手術を受けると、回復に時間がかかり、見え方の満足度も下がりやすくなります。
涙液層が不安定なら、まず乾きを整えてから時期を決めるのが順当です。乾きの原因を調べる診療は、当院のドライアイクリニックでも行っています。
同じFDAの解説は、緑内障や緑内障の疑い、高眼圧の既往がある方は医師とよく相談するよう求めています。50代は緑内障が見つかることが増えてくる年代でもあります。眼圧と視神経を確かめる前に角膜の手術を決めるのは、順番が逆です。
暗い場所で瞳孔が大きく開く方は、夜のライトのにじみやまぶしさが出やすいとされます。夜に運転する機会が多い方は、夜の光のにじみと瞳孔の話もあわせて読んでみてください。
ほかに、次のような場合はレーシックを見送るか、別の方法を考えるのが一般的です。
- 角膜が薄い、または角膜の形に円錐角膜を疑う不規則がある
- この1年で眼鏡やコンタクトの度数が変わった
- 傷の治りに影響する病気がある、またはそうした薬を使っている
- 目のヘルペスやぶどう膜炎など、目の病気の既往がある
ここに挙げたのは一般的な目安です。どこまでが許容範囲かは目の状態によって一人ひとり異なり、対面の検査でしか決められません。
レーシック以外の選択肢は、どの順で並べて考えますか?
目のどこに働くかで並べると整理しやすくなります。角膜に働くレーシック・ラセック・SMILE、虹彩と水晶体の間にレンズを入れるICL、水晶体そのものを置き換える白内障手術の3系統です。50代では、水晶体の状態がどの系統を選ぶかを左右します。
| 方法 | 目のどこに働くか | 50代で確かめたい点 |
|---|---|---|
| レーシック・ラセック(クリアLASIK、パーフェクト ヒーリング LASEK など) | 角膜の形を変える | 角膜の厚みと形、涙液層、矯正後の手元の見え方 |
| スマイルレーシック(SMILE) | 角膜の内側に作った組織を小さな切開から取り出す | 遠視矯正や老眼矯正が主な目的だと適応が限られる |
| ICL(眼内レンズ挿入術) | 虹彩と自分の水晶体の間にレンズを入れる | 前房深度、角膜内皮細胞数、水晶体の濁り |
| 白内障手術、老眼・白内障同時矯正 | 自分の水晶体を眼内レンズに置き換える | 濁りの程度、眼内レンズの種類と暮らしの相性 |
ICLは角膜を削らず、必要ならレンズを取り出せる方法です。ただし前房深度が浅い場合や角膜内皮細胞が少ない場合は、見送るか、ほかの方法をあわせて検討します。詳しくはICLの適応と慎重なケースをご覧ください。米国眼科学会の技術評価(2009年)も、有水晶体眼内レンズを近視矯正の選択肢と位置づける一方、長期にわたって角膜内皮や水晶体の経過を見ていく必要があると整理しています。
50代でICLを考える場合、水晶体にすでに変化があれば、数年のうちに白内障手術が視野に入ることもあります。そのため50代では、「ICLか、白内障手術か」を同じ席で比べる場面が出てきます。
良い答えは、一つの方法だけを勧める説明ではありません。「この目なら、この方法はこの理由で外れる」と、候補から外す理由まで添えた説明です。
相談の場で確かめたい検査と、説明を聞くときのポイント
検査で見る基本の項目は、角膜の厚み、角膜地形図、瞳孔の大きさ、涙液層、眼圧、角膜内皮細胞です。50代ではここに水晶体の状態が加わり、結果をどう読むかで方法が分かれます。
私が検査結果で見るのは、項目の名前より中身です。地形図に小さな不規則や円錐角膜の疑いがないか。フラップを作っても十分な厚みの角膜が残るか。暗い場所で瞳孔がどこまで開くか。どれか一つでも引っかかれば、レーシックは候補の順位が下がります。
ヒーリング眼科では、検査結果と手術計画を日本語の通訳とともにご説明します。1:1専任主治医制度をとっており、検査から手術、術後の管理まで同じ主治医が担当します。
説明を聞くときは、次のような言葉が出てくるかを気にしてみてください。「あなたの数値ならこうなる」「この方法はこの理由で合わない」「待つなら、いつ何を見直すか」。どれも検査の結果に結びついた言葉です。クリアLASIKの検査と手順では、検査から当日の確認までの流れを載せています。
遠方から受けるなら、帰国後の検診はどうなりますか?
韓国で手術を受けると、術後の検診のたびにソウルへ来るのは現実的ではありません。帰国後に日本の眼科を受診する場面を想定して、手術記録と検査データを持ち帰れるかを先に確かめておく必要があります。
この点は、当院にとっても不便な事実です。近所の眼科なら仕事帰りに寄れる経過確認が、遠方の方には飛行機の距離になります。症状が出たときに日本の眼科で診てもらえるよう、手術名、受けた方法、術前の角膜の数値を一枚にまとめておくと、受診先の医師が判断しやすくなります。
滞在日数は検査結果によって変わるため、航空券を取る前に相談の場で確認するのが確実です。場所は新論峴駅から徒歩1分、仁川空港からは約70分です。金曜は21時まで、土曜は14時まで診療しています。
最初のLINEで伝えると話が早い3つのこと
年齢、いまいちばん困っている見え方の場面、そして今の眼鏡の度数か直近の眼科の検査結果。この3つがあれば、相談の入口としては十分です。
日本の眼科で「白内障が少しある」「眼圧が高め」と言われたことがあれば、その一言も添えてください。50代の判断では、レーシックそのものより、こうした情報が方法を分けることがあります。年齢制限そのものの考え方は、18歳と50代で確かめることの違いに書いています。
決める前の段階で構いません。「遠くと手元、どちらを優先したいか迷っている」という一文だけでも、LINEで送ってください。
よくある質問
50代でレーシックを受けたら、老眼鏡は要らなくなりますか?
遠くに合わせて矯正した場合、手元を見るために老眼鏡が必要になることが多いです。レーシックは角膜の形を変える手術で、水晶体の衰えである老眼は残るためです。老眼を考慮した設計もあるので、どちらが合うかは検査と生活の聞き取りで決めます。
60歳近くでもレーシックは受けられますか?
年齢だけで一律に決まるものではありません。ただ60歳に近づくほど水晶体の濁りが見つかる方が増え、白内障手術で度数を一緒に整えるほうが理にかなう場合があります。水晶体と角膜、涙の状態を検査してから判断します。
レーシックを受けた後に白内障手術はできますか?
受けられます。ただし角膜の形が変わっているため、眼内レンズの度数計算に工夫が要るとされています。レーシックの前の検査データや手術記録を保管しておくと、将来の主治医の判断材料になります。
50代でドライアイ気味ですが、視力矯正は無理でしょうか?
ドライアイがあっても、それだけで手術ができないとは限りません。手術は一時的に乾きを強めることがあるため、涙液層が不安定ならまず乾きを整え、そのうえで時期と方法を決めるのが順当です。乾きのタイプは検査で見極めます。
50代ならレーシックよりICLのほうが向いていますか?
年代だけでは決まりません。ICLは角膜を削らない方法ですが、前房深度や角膜内皮細胞数、水晶体の状態によっては見送ることがあります。50代では白内障手術も含めて、同じ検査結果をもとに比べます。