老眼と白内障は同時に手術できる?仕組みと適応を院長が解説
老眼と白内障は、多焦点眼内レンズを使えば一度の手術で同時に治せる場合があります。なぜ同時にできるのか、誰にでも向くわけではない理由まで、白内障・老眼を専門とする医師が正直に解説します。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
目次
「老眼で手元が見えづらいのと、白内障で全体がかすむのと、両方あるんです。手術は二回しないといけませんか」。50代後半から60代の方に多いご相談です。
ご安心ください。老眼と白内障は、一度の手術で同時に治せる場合があります。 なぜそれが可能なのか、そして誰にでも向くわけではない理由まで、白内障・老眼を専門に診てきた立場から正直にお話しします。
なぜ「同時」にできるのか — 原因が同じだから
ポイントは、老眼も白内障も同じ「水晶体」という一つの組織で起きていることです。
- 老眼:水晶体の弾力が衰え、ピント調節の力が落ちて近くが見えにくくなる
- 白内障:その水晶体が濁って、全体がかすんで見える
白内障手術は、この濁った水晶体を取り出し、人工の眼内レンズに入れ替える手術です。つまり手術の中で、老眼の原因になっている水晶体ごと交換します。だからこそ、入れるレンズを工夫すれば、白内障を治すのと同時に老眼にも対応できるのです。
老眼も白内障も原因は同じ水晶体。手術でその水晶体を多焦点レンズに入れ替えれば、一度で両方に対応できます。
鍵を握るのは「多焦点眼内レンズ」
同時手術の主役は、遠くと近く、あるいは中間距離にもピントを分配する多焦点眼内レンズです。単焦点レンズなら白内障は治っても老眼鏡は必要なままですが、多焦点を選べば眼鏡への依存を減らせます。
ただし多焦点は光を複数の焦点に分けるため、人によっては夜間に光のにじみ(ハロー・グレア)を感じることがあります。この点は手術前に必ずお伝えします。
白内障がまだない「老眼だけ」の方へ
「白内障はまだないが、老眼を手術で治したい」という方もいらっしゃいます。透明な水晶体を多焦点レンズに入れ替える方法(屈折性レンズ交換)も選択肢にはなりますが、これは慎重に適応を判断します。年齢や目の状態を診て、利点とリスクを十分に説明したうえで、無理に勧めることはしません。

全員に向くわけではない — 正直な話
ここは大切なので、はっきりお伝えします。同時手術(多焦点)は万能ではありません。緑内障や網膜の病気がある方、角膜の状態によっては、多焦点の見え方の質が十分に出ないことがあります。夜間の運転が多く、にじみに敏感な方も慎重に判断します。
そうした場合、私たちは無理に多焦点を勧めず、単焦点を正直にお勧めします。これはオンラインの情報だけでは決められません。実際に目を診て初めて、あなたに同時手術が向くかどうかが分かります。
当院は1:1専任主治医制で、検査から手術、術後まで一人の医師が責任を持って診ます。外国人の方も韓国人と100%同一料金です。
日本から来られる方へ
同時手術は、滞在日数の組み方も大切です。片眼か両眼か、レンズの手配状況で日程が変わり、翌日の検診も欠かせません。手術当日の帰国は避けてください。具体的な日数は検査結果をふまえてご案内します。当院は江南・新論峴駅すぐ前、仁川空港から約70分です。
老眼と白内障の両方でお悩みなら、まずは公式LINEから日本語でご相談ください。今の見え方と、ふだん見ている時間が長いものを聞かせていただければ、同時手術が向くかどうかの方向性を一緒に考えます。向かないと判断したときは、その理由も正直にお伝えします。
— キム・ソニョン ヒーリング眼科 代表院長
よくある質問
老眼と白内障を同時に手術できるのは本当ですか?
はい。白内障手術では濁った水晶体を取り除いて人工の眼内レンズを入れますが、この時に多焦点眼内レンズを選べば、白内障を治すと同時に老眼も矯正できます。一度の手術で両方に対応できるのが、同時手術の考え方です。
なぜ一度の手術で両方治せるのですか?
老眼も白内障も、同じ「水晶体」が原因だからです。老眼は水晶体の調節力が衰えること、白内障は水晶体が濁ることで起こります。手術でその水晶体を多焦点レンズに入れ替えれば、濁り(白内障)を取り除きつつ、複数の距離にピントを合わせて老眼の不便も減らせます。
老眼だけで白内障がなくても同時手術はできますか?
白内障がまだない方が、老眼だけのために透明な水晶体を取り除く手術(屈折性レンズ交換)は、慎重に適応を判断します。年齢や目の状態によっては選択肢になりますが、リスクと利点を十分に説明したうえで、無理に勧めることはしません。検査で正直にお伝えします。
誰でも同時手術(多焦点)が向きますか?
いいえ。緑内障や網膜の病気、角膜の状態によっては多焦点の見え方の質が出にくく、その場合は単焦点をお勧めします。夜間の光のにじみに敏感な方も慎重に判断します。全ての方に多焦点が最適というわけではありません。
外国人でも費用は同じですか?滞在は何日必要ですか?
外国人の患者様も韓国人と100%同一料金で、外国人加算はありません。滞在日数は片眼か両眼か、レンズの手配状況で変わるため、検査結果をふまえてご案内します。手術当日の帰国は避けてください。日本語通訳が日程も含めてサポートします。
