白内障の症状で手術を決めたら、仕事の休みをどう組むか
白内障の症状がどこまで進んだら手術を考えるか、手術当日から翌日、数週間までの見え方の変化と、韓国で受ける場合の休みの組み方を眼科院長が説明します。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
医学監修キム・ソニョン 代表院長
編集: キム・ソニョン
目次
白内障の症状は、かすみ、まぶしさ、夜の光のにじみ、眼鏡を作り直してもすぐ合わなくなる感じが、少しずつ強まっていくのが典型です。仕事や運転に差しつかえが出てきたら手術を考える段階で、手術は片眼約15〜20分、多くの方は数日で日常に戻ります(老眼・白内障 同時矯正も選べます)。働きながら韓国での手術を考える方がつまずくのは、「有給を何日取れば、帰国便までに目が落ち着くのか」という計算です。
角膜・緑内障・白内障を専門とする眼科医で、ヒーリング眼科の代表院長を務めるキム・ソニョンです。
場所は新論峴駅から徒歩1分で、仁川空港からはおよそ70分です。
手帳を開く前に、日本の眼科で言われた診断名、手術が片眼か両眼か、老眼も一緒に考えたいかの三つを確認しておいてください。休みの日数は、この三つでかなり変わります。
この症状は、もう手術を考える段階ですか?
白内障の症状のうち手術の時期を考えるきっかけになりやすいのは、症状の名前より「生活のどこで困っているか」です。夕方以降の運転で対向車のライトがにじむ、パソコンの文字にピントが合うまで時間がかかる、晴れた日の屋外がまぶしくて目を細めてしまう。こうした場面が週に何度もあるなら、時期を相談してよいころです。
少し意外な症状もあります。水晶体の芯が硬く濁るタイプでは、近視が強まったように遠くがぼやける一方で、老眼鏡なしで手元が一時的に読みやすくなることがあります。「老眼が治った」と思っていたら白内障が進んでいた、ということもあるので、度数が短い期間に変わったときは眼科で水晶体を見てもらってください。
反対に、濁りが軽く日常に大きな不便がないなら、急いで日程を決める必要はありません。白内障は多くの場合、時期を争う病気ではないからです。年齢の目安や判断の基準は白内障手術を受ける年齢についての記事に、早い段階のサインは見逃しやすい初期症状のチェックに書いています。
手術当日から数週間までの見え方
手術は点眼麻酔で行い、角膜に2〜3mmほどの小さな切開を作ります。ほとんどの場合縫合はいらず、入院せずにその日のうちに帰れます。そこから先の変化は、おおよそ次の流れです。
| 時期 | 目の状態 | 生活で気をつけること |
|---|---|---|
| 手術当日 | 視界が明るくなる一方、かすみ・異物感・涙が出ることがある | 目をこすらず、処方の点眼を守って休む |
| 翌日 | 経過確認で切開の状態、レンズの位置、眼圧を確認 | 多くの方が日常生活や軽い活動を再開 |
| 数日〜数週間 | 視力が少しずつ安定していく | サウナ・水泳・目に力が入る運動はしばらく控える |
| その後 | 眼内レンズ自体は濁らない | 後発白内障が出たらレーザー処置で対応 |
米国国立眼病研究所(NEI)も、術後の数日は目のかゆみや軽い不快感があるのはよくあることだと説明しています。手術当日の夜は、ホテルでスマホやテレビを長く見るより、点眼の時間を守って早めに休んでください。提携ホテルとして、瑞草区のオクラウドホテルがあります。
休みは何日あれば足りますか?
休みの日数を一つの数字で示せないのは、目によって組み方が変わるからです。決め手になるのは、片眼か両眼か、多焦点レンズを選ぶかどうか、糖尿病などの持病があるかどうかです。白内障の症状が両眼に出ている場合でも、海外から来られる方が一度の来院の中で両眼を整えて帰られるケースは多くあります。正確な滞在日数は、相談のときに目の状態をもとに確認してください。
どの組み方でも外せないのは、手術の翌日に経過確認を受けてから帰国便に乗るという順番です。日曜・祝日は休診なので、手術の翌日が日曜や祝日に重ならないかは、航空券を取る前に確かめておきたい点です。帰国便は経過確認の時間から余裕を持たせ、当日中に乗り継ぎを詰め込まないほうが、目にも気持ちにも負担が少なく済みます。
帰国してから仕事に戻るまで
デスクワークの方は、翌日の確認のあと多くの方が日常生活に戻れます。ただ視力は数日から数週間かけて安定していくので、細かい数字を扱う作業や長時間の画面作業は、はじめの数日は休憩を多めに挟んでください。術後は目が乾きやすくなることがあり、画面を見続けるとまばたきが減ってさらに乾きます。
運転は、見え方が落ち着いたと主治医が確認するまで控えてください。単焦点レンズを遠くに合わせた場合は、手元を見るときに眼鏡が必要になることがあり、米国眼科学会(AAO)も単焦点では読書用の眼鏡が必要になることが多いと説明しています。仕事の書類が読みにくくて慌てないよう、手元用の眼鏡を作る時期も計画に入れておいてください。
私のところでは検査から手術、術後管理まで一人の主治医が受け持ち、検査の結果は通訳と一緒に日本語で確認していきます。帰国してから見え方で気になることが出たときに、手術の経緯を知っている医師に相談できるということです。帰国後の過ごし方は白内障手術後の回復をまとめた記事に、所在地や診療時間はヒーリング眼科の日本語サイトに載せています。
回復の予定がずれるとき
知っておきたいリスクと副作用
予定どおりに回復が進まない理由の多くは、目の中の炎症、眼圧の上昇、角膜のむくみです。濁りが進んで硬くなった水晶体ほど手術の負担が大きく、むくみが引くまでかすみが長引くことがあります。頻度は高くありませんが、感染や網膜剥離のように急ぎの治療が必要な合併症もあり、米国国立医学図書館のMedlinePlusでも白内障手術のリスクとして感染、出血、網膜剥離などが挙げられています。
糖尿病がある方や、黄斑・緑内障の病気がある方は、術後の点眼期間や通院の間隔が変わることがあり、見え方の仕上がりもその病気の影響を受けます。服用中の薬、特に一部の前立腺の薬は手術中の瞳の動きに関わることがあるので、すべて申告してください。
数か月から数年後に後発白内障が出ることもあり、そのときはレーザー処置で対応します。回復の速さは目ごとに違うので帰国便は余裕を持って組み、受けられるかどうかとレンズ選びは対面の検査で決まると考えてください。
多焦点レンズを選ぶと、慣れるまでの時間は変わりますか?
多焦点レンズは遠くと近くに光を分けるため、脳が新しい見え方に慣れるまでの期間が必要になることがあります。夜の光の輪やにじみも、単焦点より感じやすい傾向があります。夜間に運転する仕事の方は、この慣れの期間を、休みの日数とは別に見込んでおいてください。
老眼もまとめて解決したいかどうかは、老眼と白内障を同時に手術する場合の記事で適応を整理しています。ご家族に韓国語がわかる方がいれば、韓国本院のプレミアム眼内レンズのページを読んでもらうのも一つの手です。
有給を取れそうな候補日と、日本の眼科で言われた診断(片眼か両眼か)をメモにして、「この日程で翌日の確認まで終えられるか」という質問と一緒にLINEで送ってください。航空券を押さえる前に送れば、日付を動かす余地を残したまま聞けます。
よくある質問
白内障の症状は片目だけに出ることもありますか?
あります。左右で濁りの進み方が違うことはよくあり、両目で見ていると片方のかすみに気づきにくいものです。片目ずつ手で隠して、遠くの看板や新聞の文字を見比べると、左右差に気づくきっかけになります。
手術の翌日から仕事に戻れますか?
翌日の経過確認のあと、多くの方は日常生活に戻れます。デスクワークなら休憩を挟みながら再開できることが多いですが、ほこりの多い現場や重い物を持つ仕事は目に力が入るため、再開の時期を主治医に確認してください。帰国直後の数日は、可能なら在宅勤務や半日勤務を組み合わせると負担を抑えられます。
手術の日は一人でホテルに戻れますか?
手術は入院なしで当日に帰れますが、手術した目は保護され、もう片方の目だけで歩くことになります。距離感がつかみにくいので、できれば付き添いの方がいると心強いです。クリニックは新論峴駅から徒歩1分です。
手術後、飛行機にはいつ乗れますか?
搭乗の時期は、翌日の経過確認で目の状態を見たうえで主治医に確かめてください。機内は空気が乾燥しやすいので、処方された点眼薬は預けずに手荷物に入れておくと、決められた時間に点眼できます。航空券は、この確認の予定がわかってから取ってください。
白内障の症状と老眼は、どう見分けますか?
老眼は手元にピントが合いにくくなる変化で、米国眼科学会(AAO)によると40歳を過ぎたころから多くの人に起こります。手元用の眼鏡で見え方が戻るなら老眼の要素が大きく、眼鏡を替えても遠くも近くもかすむ、まぶしいという場合は白内障を疑います。両方が同時に進むことも多いので、眼科で水晶体を見てもらうのが確かです。
