視力矯正の手術後、飛行機にいつ乗れる?院長が機内の乾燥まで含めて説明します
視力矯正の手術後、飛行機にいつから乗れるか不安な方へ。院長として術式ごとの目安と、機内の乾燥への備えまで正直にお話しします。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
目次
「韓国で視力矯正を受けたい。でも手術後すぐ飛行機に乗って帰っても大丈夫なんだろうか」
日本から来てくださる方にとって、これはとても切実な疑問です。帰りの便をいつに取るかで、ホテルの泊数も仕事の調整も変わってきますからね。今日は、術後にいつ搭乗できるのか、そして意外と知られていない「機内の乾燥」への備えまで、院長として正直にお話しします。
基本ルールは、ひとつだけ
細かい話の前に、まず覚えていただきたいのはこれです。翌日検診を終えてから搭乗してください。
手術当日に空港へ向かうのは、おすすめしません。理由は気圧ではなく、もっと現実的なところにあります。手術直後は視界がぼやけ、目がしみやすく、まぶしさも感じます。その状態で重い荷物を持ち、慣れない空港を歩き、長時間座っているのは、目にとっても体にとっても負担です。
搭乗の可否は「何時間経ったか」ではなく「翌日検診で経過が順調か」で決まります。
翌朝の検診で傷や眼圧を確認し、「順調ですね」と言える状態になって初めて、安心して送り出せます。
術式で少しだけ変わります
「気圧で目が悪くなるのでは」と心配される方が多いのですが、通常の与圧された客室であれば、レーシックやSMILE、SMILE Proのように角膜を使う術式で気圧が問題になることは、まずありません。翌日の経過が良ければ、その後の搭乗は問題ないことが多いです。
一方、ICL(眼内コンタクトレンズ)は、眼の中にレンズを入れる手術です。術後の眼圧や見え方を少し丁寧に確認したいので、念のため余裕を持った日程をご提案することがあります。白内障や老眼の手術も同様です。
本当に気をつけてほしいのは「乾燥」
気圧よりも、私が患者さんに念を押すのは機内の乾燥です。
飛行機の客室は、砂漠並みに乾いています。術後しばらくの目は、ただでさえ涙の膜が不安定になりがち。そこに乾いた空気が加わると、しみたり、ゴロゴロしたり、かすんだりしやすくなります。
対策はシンプルです。処方した人工涙液をこまめに点眼すること。エアコンの吹き出し口を顔に直接当てないこと。違和感があっても、絶対に目をこすらないこと。長距離便の方は、人工涙液を多めに手荷物へ入れておいてください。

乗り継ぎや長距離便がある方へ
直行便だけでなく、乗り継ぎを挟む方や、ソウルからさらに遠方へ帰られる方もいます。
この場合に気をつけたいのは、合計の移動時間です。空港での待ち時間も含めると、乾燥した環境に長くさらされることになります。人工涙液は機内持ち込みの手荷物に多めに入れ、待ち時間にも点眼を。サングラスがあると、まぶしさや風から目を守れて楽になります。移動ルートが複雑な方ほど、出発前に過ごし方を確認しておくと安心です。
帰国便を取る前に、ひと言ご相談を
ここまで読んで、「じゃあ自分の場合は何日後の便にすればいいの」と思われたはずです。それは、あなたの術式と当日の目の状態を見てからでないと、正確には言えません。オンラインだけで「何日後で大丈夫」と断言するのは、無責任だと考えています。
ですので、帰りの便を確定させる前に、公式LINEで希望の術式や日程の希望を日本語で送ってください。現実的な目安と、機内での過ごし方を、出発前にお伝えします。当院は江南・新論峴駅前で、日本語通訳が常駐。帰国後の検診の道筋までご案内します。
空の上で不安にならないよう、地上でしっかり準備しておきましょう。
— キム・ソニョン ヒーリング眼科 代表院長
よくある質問
視力矯正の手術後、飛行機にはいつから乗れますか?
結論として、翌日検診を終えてからにしてください。レーシックやSMILEなら、翌日の経過が順調であれば、その後の搭乗は問題ないことが多いです。手術当日の搭乗はおすすめしません。気圧の問題というより、視界の不安定さや目の乾き、移動の負担を避けたいからです。
飛行機の気圧で目に悪い影響はありませんか?
通常の与圧された客室では、角膜を使うレーシックやSMILEで気圧が問題になることはまずありません。ただしICLや一部の手術後は、念のため経過を確認したい場合があります。あなたの術式と当日の状態を見て、搭乗して大丈夫かを具体的にお伝えします。
機内が乾燥すると聞きました。術後の目は大丈夫ですか?
ここは正直に注意していただきたい点です。機内はとても乾燥していて、術後の目は普段よりしみたり、ゴロゴロしたりしやすいです。処方した人工涙液をこまめに点眼し、エアコンの吹き出し口を顔に直接当てないでください。コンタクトのつもりでこすらないこと。これだけで搭乗中の不快感はかなり減ります。
ICLの手術後は飛行機に乗れますか?
乗れますが、レーシックより少し慎重に経過を見ます。ICLは眼の中にレンズを入れる手術なので、術後の眼圧や見え方を確認したいからです。翌日検診で順調と判断できれば搭乗は問題ないことが多いですが、念のため余裕を持った日程をおすすめする場合があります。
長時間フライトと短時間フライトで違いはありますか?
目への基本的な影響は同じですが、長時間フライトのほうが乾燥にさらされる時間が長くなります。長距離で帰国される方は、人工涙液を多めに手荷物に入れ、機内では適度に目を閉じて休ませてください。搭乗の可否は飛行時間ではなく、あくまで翌日検診での経過で判断します。