韓国 ICL 名医の見分け方——江南の執刀医が「症例数より先に見るべき5項目」を話します
韓国 ICL 名医の見分け方を、江南の執刀医が通訳・同一料金・帰国後の検診まで正直に解説します。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
目次
「大阪で『度数が強すぎてレーシックは難しい』と言われました。韓国でICLを考えていますが、誰に執刀してもらえばいいのか分かりません」——先月、診察室でそう切り出された30代の女性がいました。日本で3件、韓国で2件のカウンセリングを受けた後だったそうです。
韓国 ICL 名医を探すとき、多くの方はまず「症例数◯万件」という数字を見ます。ただ私は、その数字だけで選ばないでくださいと申し上げています。ICLで結果を分けるのは手術の15分ではなく、その前にレンズのサイズと度数をどう決めたか、そして術後に誰が診続けるかだからです。以下は、日本から来られる方がカウンセリングの席で実際に確認できることだけを並べました。
症例数より先に見る、韓国 ICL 執刀医の見極め方
1. 検査データを執刀医本人が説明するか
前房深度、白目から白目までの直径(WTW)、角膜内皮細胞数、瞳孔径、眼圧。ICLのレンズサイズはこの数値で決まります。カウンセラーではなく執刀医自身が、画面を見せながらこの5つを説明できるか——これが最初のふるいです。何をどう測っているかはICL(眼内レンズ挿入術)の詳細ページにも整理していますが、質問して答えが返ってこないなら、その日は決めずに帰ってください。
2. 「向いていません」と言える医師か
すべての近視の方にICLが適するわけではありません。前房が浅い方、角膜内皮細胞が少ない方、緑内障やぶどう膜炎の既往がある方に、私はお勧めしません。断る基準を具体的に言えるかどうかは、ICL適応の条件をまとめた記事の項目をそのまま質問してみるとよく分かります。
3. 執刀医の経歴が公開されているか
専門分野と学会所属が確認できることは最低条件です。当院の医師情報は韓国本院の医療陣紹介ページに掲載しています。
ICLの結果を左右するのは手術の15分ではなく、その前のレンズ設計と、その後の検診体制です。
日本のクリニックと、運用としてどこが違うのか
日本の医療機関の運用は施設ごとに異なります。下の表は優劣ではなく、当院の方針を明示するためのものです。
| 確認項目 | 患者さんから伺う日本での例 | 当院(ヒーリング眼科)の方針 |
|---|---|---|
| 担当医 | 検査日と手術日で担当が替わることがある | 1:1 専任主治医が検査・手術・術後まで担当 |
| 言語 | 日本語で完結する安心感 | 日本語・中国語(繁体)・英語の常駐通訳が同席 |
| 外国人料金 | — | 韓国人と100%同一料金 |
| 費用の開示 | 自由診療で施設差が大きい | 料金ページに全件公開 |
| 術後の通院 | 近く、何度でも通える | 翌日・1週間は韓国、以降は日本の眼科と連携 |
通院しやすさは、率直に言って日本のクリニックの明確な利点です。そこを埋める仕組みがあるかどうかが、渡航手術を選ぶ判断材料になります。
通訳は「案内係」ではなく、意思決定の同席者です
当院の通訳は、空港からの道案内をする人ではありません。検査数値の意味、レンズサイズを2種類で迷ったときの根拠、ハロー・グレアの説明、術後の点眼スケジュール——私が韓国語で話すことを、その場で日本語に置き換えて患者さんに返す役割です。聞き返していただいて構いませんし、当日決めずに持ち帰っていただいても構いません。

同一料金の意味と、見積もりの読み方
EVO ICL(両眼)の当院価格
渡航費と滞在費を足した総額で日本と比べてください。なぜこの価格帯になるのか、内訳に何が含まれるのかは韓国ICLの費用を分解した記事で説明しています。安さだけを理由に渡航を決めた方が、後で再診のために往復する——これがいちばんもったいないパターンです。
帰国後のフォローを、どう回すか
手術翌日、そして可能なら1週間前後の検診は韓国で受けていただきます。その後は日本のかかりつけ眼科で眼圧・角膜内皮・レンズ位置を定期的に診ていただく形になり、検査データと術式記録をお渡しします。滞在日数の組み方はICL手術の流れを時間順に追った記事が参考になります。点眼や生活上の制限は韓国本院の術前術後の注意事項ページが原本です。当院は術後も生涯にわたる定期検診と責任保証で管理する方針ですので、渡韓の機会があればいつでもお寄りください。
それでも、お勧めしない場合があります
ICLはレンズを眼内に入れる手術です。夜間の光のにじみは術後しばらく感じる方が多く、感じ方には個人差があり、完全に消えるとはお約束できません——ハロー・グレアについての記事に正直に書きました。レンズサイズが合わなければ眼圧上昇や白内障進行につながることがあり、入れ替えや摘出を検討します。感染や炎症もごくまれに起こり得ます。検査の結果、LASIK・LASEKのほうが合理的だと思えばそちらを勧めますし、「今は手術をしない」とお伝えすることもあります。
名医という言葉を私は自分に使いません。使えるのは、検査数値を見せて説明し、勧めない理由も言い、術後も同じ医師が診続けるという運用だけです。その運用を、どうぞ質問で確かめてください。
ヒーリング眼科 代表院長 キム・ソニョン
よくある質問
韓国でICLの「名医」を探すとき、症例数はどこまで参考になりますか?
症例数は経験の目安にはなりますが、それだけで判断しないでいただきたいと思います。ICLの結果を左右するのは手術操作そのものより、前房深度や白目から白目までの直径をもとにレンズのサイズと度数をどう決めたかという事前の設計です。カウンセリングで、その数値を執刀医本人が画面を見せながら説明できるかを確認してください。あわせて、どういう方には勧めないのかを具体的に言えるかどうかも見ていただきたい項目です。
日本語がまったく話せなくても大丈夫でしょうか。
当院には日本語・中国語(繁体)・英語の常駐通訳がおり、検査の説明からレンズ決定の相談、手術当日、術後の注意事項まで同席します。通訳は道案内係ではなく、数値の意味やリスクの説明を母国語に置き換えて、患者さんが自分で判断できる状態にするための同席者だと考えています。聞き返していただいて構いませんし、その場で決めずに持ち帰っていただいても問題ありません。ただし、記録や書類の一部は韓国語原本となる点はご了承ください。
外国人だと料金が高くなることはありませんか?
当院は外国人患者も韓国人と100%同じ料金です。EVO ICL(両眼)は₩5,500,000、乱視用のEVO ICLトーリック(両眼)は₩6,000,000、精密検査は₩150,000で、すべて料金ページに公開しています。渡航費や滞在費は別途かかりますので、総額で日本と比べる視点を持ってください。見積もりに含まれる検査・薬・再診の範囲を、必ず書面で確認されることをお勧めします。
帰国後の検診はどうすればよいですか。
手術翌日と、可能であれば術後1週間前後の検診は韓国で受けていただくのが原則です。その後は日本のかかりつけ眼科で眼圧・角膜内皮細胞・レンズ位置を定期的に診てもらう形になり、当院からは検査データと術式の記録をお渡しします。当院は術後も生涯にわたる定期検診と責任保証で管理する方針ですので、渡韓の機会があれば当院での検診も承ります。ご帰国後に見え方の変化や強い充血・痛みが出た場合は、まず現地で受診し、その内容を当院にもご連絡ください。
ICLが向いていないのはどんな人ですか?
前房が浅い方、角膜内皮細胞数が基準を下回る方、緑内障やぶどう膜炎の既往がある方、活動性の眼疾患がある方には私はお勧めしていません。度数が安定していない年齢の方、妊娠中・授乳中の方も時期を待っていただきます。全身疾患のコントロール状況によっても判断が変わります。検査の結果、LASIK・LASEKのほうが合理的だと判断すればそちらをご提案しますし、今は手術をしないという結論をお伝えすることもあります。
ICLの副作用やリスクについて教えてください。
夜間のハロー・グレア(光のにじみや輪)は術後しばらく感じる方が多く、多くは時間とともに気になりにくくなりますが、感じ方には個人差があり完全になくなるとお約束はできません。レンズのサイズが合わない場合は眼圧上昇や白内障の進行につながることがあり、その際はレンズの入れ替えや摘出を検討します。感染や炎症のリスクも、ごくまれではありますがゼロではありません。だからこそ検査に時間をかけ、術後の定期検診を続けていただくことが前提の手術です。
