ICL・レーシックどちらがいい?韓国の眼科院長が日本の選択肢と並べて正直に比べます
ICL レーシック どちらがいいか、韓国の眼科院長が度数・角膜・生活別に比較。日本の眼科との違いと、選ばないほうがいい人も正直に書きます。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
目次
「先生、ICLとレーシック、結局どちらがいいんですか」。東京から検査にいらした34歳の方が、両眼のデータを前にそう聞かれました。近視が強く、コンタクトももう長時間はつらい。日本の眼科では「角膜が薄めなので慎重に」と言われたそうです。
ICL レーシック どちらがいいか——この問いに、全員に当てはまる答えはありません。決めるのは私の好みではなく、あなたの角膜の厚み、度数、前房の深さ、角膜内皮細胞数、瞳孔の大きさ、そして「夜どれくらい運転するか」という生活です。私は診察の最初から術式を決めてお勧めすることはしません。外国人の方も韓国人と同じ料金ですから、価格ではなく適応だけで選べます。
術式は希望で選ぶものではなく、角膜の厚みと度数、前房の広さという数値が先に候補を絞ります。
選択肢を一枚の表で —— ICL・レーシック・SMILEの比較
| 方法 | 向いている方 | 引き換えに受け入れること | 選ばないほうがよい方 |
|---|---|---|---|
| ICL(眼内レンズ挿入術) | 度数が非常に高い、角膜が薄い、ドライアイの負担を避けたい方 | 眼内に入る手術であること、費用が高いこと、夜の光のにじみの可能性 | 前房が浅い、角膜内皮細胞が少ない、白内障が進行している方 |
| クリアLASIK | 角膜に十分な厚みがあり、度数が中等度、早く日常に戻りたい方 | フラップが生涯残ること、ドライアイが一時的に強く出やすいこと | 角膜が薄い、円錐角膜の疑い、格闘技など眼への衝撃が多い方 |
| SMILE | 角膜が十分厚く、フラップを作りたくない方 | 矯正できる度数・乱視の範囲に制限があること | 強度乱視や超高度近視で、削る量が足りない方 |
| プレミアムLASEK | 角膜がやや薄めで、回復期間を待てる方 | 数日間の痛みやかすみ、視力が安定するまで時間がかかること | すぐ仕事に復帰しなければならない方 |
強度近視の方が最初に迷うのはICLとレーザーの二択ですが、その線引きの実際は強度近視でICLとレーシックを比べた記事で数値ごとに整理しています。
「削る」か「足す」か —— 発想がまったく違います
LASIK・LASEK・SMILEは角膜をレーザーで削って度数を矯正します。ICLは角膜を一切削らず、虹彩と自分の水晶体の間に薄いレンズを加えます。だからICLには削る量の上限がなく、超高度近視まで矯正の幅が広い。角膜神経への影響が小さいためドライアイの負担も比較的少なく、必要なときにレンズを取り出せる可逆性があります。仕組みと検査項目はICL(眼内レンズ挿入術)の詳しいページに、韓国本院の解説は힐링안과のICL紹介ページにまとめています。
逆に言えば、角膜が十分厚く度数が中等度の方に、わざわざ眼内へレンズを入れる理由はありません。その場合はSMILE(フラップレス)の手術ページやクリアLASIKのページのほうが、はるかにシンプルで合理的な選択です。
日本の眼科と韓国の眼科、違うのは技術より「決め方」
使う機器も国際的なガイドラインも、日本と韓国で大きく変わるものではありません。違いが出るのは、誰が最後まで責任を持つかという体制です。当院では検査から手術、術後管理まで1:1の専任主治医が担当し、日本語通訳が検査数値やレンズ選定の理由まで通訳します。適応条件を診察室でどう確かめているかはICL適応の条件をまとめた記事に書いています。
夜の見え方 —— 決め手になりやすい現実的な一点
瞳孔が大きい方、夜間の運転が多い方は、術式選びの前にこの話をしておく必要があります。ICLでもレーザーでも、光のにじみやハローは起こり得ますし、多くは時間とともに気になりにくくなるものの、完全に消えると保証はできません。夜の見え方についてはICLのハロー・グレアを扱った記事で、私が診察室で説明している内容をそのまま書いています。
費用は「総額」で比べてください
当院の公開料金(両眼)
渡航費・滞在費・再診の可能性まで含めて日本の見積もりと並べると、印象は変わります。金額の内訳は料金ページと、韓国のICLは日本より安いのかを検証した記事をあわせてご覧ください。
術式に優劣はありません。あるのは、あなたの眼のデータとの相性だけです。検査結果を一緒に見ながら、必要なら「受けない」という選択肢も含めて、正直にお話しします。 — キム・ソニョン 代表院長
よくある質問
ICLとレーシック、どちらがいいかは何で決まりますか?
決めるのは希望ではなく数値です。角膜の厚み、近視・乱視の度数、前房の深さ、角膜内皮細胞数、瞳孔径をまず測ります。角膜に削る余裕があり度数が中等度ならレーザーが合理的ですし、度数が高い、あるいは角膜が薄い場合はICLが安全側の選択になります。私は検査結果を一緒に画面で見ながら、どちらが「あなたの眼」に合うかを説明します。
日本で「角膜が薄いので難しい」と言われました。韓国なら受けられますか?
国が変わっても角膜の厚みは変わりませんので、レーザー手術の判断が大きく覆ることはありません。ただし、角膜を削らないICLであれば候補になる可能性はあります。前房深度や角膜内皮細胞数など、レーザーとは別の条件を満たす必要がありますので、再度の精密検査で確認します。条件が合わなければ、手術をお勧めしないという結論もお伝えします。
ICLは一度入れたら取り出せないのですか?
ICLは必要に応じてレンズを取り出せる可逆的な手術です。度数の変化や白内障手術が必要になった際には、レンズを摘出したり入れ替えたりする対応が可能です。ただし「いつでも気軽に」という意味ではなく、再び眼内に手を入れる手術であることに変わりはありません。取り出しが必要になる状況を減らすために、最初のサイズ選定と度数決定を慎重に行います。
夜のハローやグレアは、ICLとレーシックのどちらが出やすいですか?
どちらでも起こり得ます。ICLではレンズの光学部より瞳孔が大きく開く方、レーザーでは度数が高く矯正量が多い方で自覚されやすい傾向があります。多くの方は数か月かけて気になりにくくなりますが、完全に消えると保証はできません。夜間走行が仕事に直結する方には、この点を最初に必ずお話ししています。
手術後、日本に帰るまで何日くらい必要ですか?
ICLの場合、両眼で約15分の手術後、日常生活への復帰の目安は1〜2日です。加えて精密検査の日と術後翌日の診察が必要ですので、余裕をもって3〜4日の滞在をお願いしています。帰国後も定期検診が必要ですので、日本での通院先も事前に相談しておくと安心です。ヒーリング眼科では術後も生涯にわたる定期検診と責任保証で管理しています。
費用は韓国のほうが安いと考えていいですか?
レンズの種類と乱視の有無で総額は大きく変わりますので、単純に「安い」とは言えません。当院ではEVO ICL(両眼)₩5,500,000、EVO ICLトーリック(両眼)₩6,000,000、クリアLASIK(両眼)₩2,700,000といった価格を公開しています。外国人の方も韓国人と100%同じ料金です。ここに渡航費と滞在費、再診のための再渡航の可能性を足して、日本での見積もりと比べてください。
