白内障の手術は誰に向く?韓国で受ける40〜70代が先に知ること
白内障の手術は、濁った水晶体を眼内レンズに替える手術です。向く人、韓国での日程、リスクと帰国後までを、キム・ソニョン院長が順に説明します。
キム・ソニョン 代表院長
角膜・緑内障・白内障
医学監修キム・ソニョン· 代表院長
編集: キム・ソニョン
目次
白内障の手術は、濁った水晶体を取り除いて透明な眼内レンズに入れ替える手術で、かすみやまぶしさが運転・読書・仕事の妨げになってきた方が検討する段階に入ります。海外で受けるときに日本の方が最初に口にするのは「帰国後に何かあったらどうするのか」という不安ですが、検査・手術・翌日の診察を一つの滞在にまとめる組み方を前提にすれば、見通しは立てやすくなります。老眼も同時に整えたい方には、老眼・白内障の同時矯正という選択肢もあります。
この記事は、角膜・緑内障・白内障を専門とするヒーリング眼科のキム・ソニョン(代表院長)が書いています。
ヒーリング眼科では、検査から手術、術後の経過まで、1:1の担当主治医が一人で診ます。日本語・中国語(繁体)・英語の通訳が常駐し、検査の数値もレンズ選びの理由も日本語で確認できます。新論峴駅から徒歩1分、仁川空港から約70分の場所にあります。
お手元に最近の眼科の検査結果か、現在の見え方で困っている場面(夜の運転、スマホの文字など)があれば、LINEで送ってください。
白内障の手術では、目の中で何をするのですか?
目の中の水晶体はカメラのレンズにあたる部分で、年齢とともにたんぱく質が変性して白く濁ったものが白内障です。薬や眼鏡で元に戻すことはできず、米国国立眼研究所(NEI)も、白内障を取り除く方法は手術だけだと説明しています。
手術では点眼麻酔をしたうえで、小さな切開から濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズ(IOL)を入れます。米国眼科学会(AAO)によると、切開は多くの場合、縫わなくても自然に閉じます。当院の片眼の手術時間は約15〜20分です。
一度入れた眼内レンズは再び濁ることがなく、長く使い続けます。だからこそ、「いつ受けるか」と「どのレンズにするか」を急がずに決めることが、手術そのものより大きな意味を持ちます。
どんな人が白内障の手術に向いていますか?
向いているのは、検査で水晶体の混濁が確認され、眼鏡を替えてもかすむ、色あせて見える、対向車のライトがにじんで夜の運転がつらい、といった不便が日常に出ている方です。サインの見分け方は白内障の初期症状チェックにまとめています。
40〜50代以上で、本やスマホの文字がかすんで仕事の質が落ちてきた方、海外在住で何度も通えない方も、検討する価値があります。年齢の線引きよりも、見え方による不便の大きさが基準になります。判断の考え方は白内障手術は何歳で受けるかで詳しく書きました。
一方、混濁が軽く日常に大きな支障がなければ、急ぐ必要はありません。NEIも、多くの人は手術を急がなくてよく、待っても目に害はないとしています。「今がそのときか」は、検査の数値と、その方の暮らしの場面の両方で決めます。
韓国で白内障の手術を受けると、日程はどうなりますか?
基本の流れは、精密検査、手術、翌日の経過確認です。両眼の手術を一度の来院で済ませて帰国される方も多く、検査結果によっては日程を調整します。コンタクトレンズの中止日数や滞在日数は、ご相談の際に個別に確認します。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 来院日 | 精密検査、通訳つきの説明、レンズの相談 |
| 手術 | 点眼麻酔、片眼あたり約15〜20分 |
| 翌日 | 経過確認。帰国の前に受けることをおすすめします |
| 数日後〜 | 日常生活に戻り、視界は徐々に安定 |
AAOによれば、見え方は数日でよくなる人が多い一方、完全に治るまでは4〜6週間かかります。術後の過ごし方は白内障手術後の回復に、検査から帰国までの順番は韓国での白内障手術の流れに書いています。
眼内レンズは単焦点と多焦点でどう違いますか?
単焦点レンズは一つの距離、多くは遠くに焦点を合わせます。夜の見え方が澄みやすく、夜間の運転が多い方に向きます。
乱視がある方には、乱視を合わせるトーリック型もあります。選ぶときは、瞳孔の大きさ、角膜の乱視、黄斑の状態に加えて、一日のうち何を一番よく見るかを重ねます。検査の結果が多焦点に合わなければ、単焦点をお勧めします。
老眼も同時に気になる方は、老眼と白内障を同時に手術できるかも読んでみてください。
白内障の手術のリスクと、できないことは何ですか?
白内障の手術は広く行われている手術ですが、リスクがない手術はありません。AAOは合併症として、感染、出血、眼内のむくみ、網膜の腫れや剥離、かすみ、グレア・ハロー、視力低下、眼内レンズのずれを挙げています。
数週間から数年後に、レンズの後ろの膜が濁って見えにくくなる後発白内障が起きることもあります。これは短時間のレーザー処置で治療できます。
また、黄斑変性、緑内障、糖尿病網膜症などで失われた視力は、白内障の手術では戻りません。糖尿病や自己免疫疾患、服用中の薬は手術や回復に影響しうるため、検査の際に全部お知らせください。回復の速さや見え方には人によって差があり、特に多焦点レンズは慣れるまでの期間が必要になることがあります。
これは結果を約束するものではなく、手術のあとも診続ける体制のことです。
リスクと日程を見て、ご自身の場合を具体的に確認したい方は、検査結果の写真か現在の見え方の困りごとをLINEで送ってください。日本語でお返事し、通訳つきで検査・手術・翌日の診察をどう組めるかをお伝えします。
親と一緒に韓国へ行く場合、何を準備すればよいですか?
白内障の手術を考える年代では、お子さんが親御さんに付き添うケースも少なくありません。通訳が同席するため言葉の壁は小さくなりますが、普段飲んでいる薬の名前、持病、これまでの眼科の検査結果は、日本でそろえて持参すると診察が進みやすくなります。
詳しい準備は親と一緒に韓国で白内障手術を受けるときにまとめました。
帰国後に気になることが出たら、どうすればよいですか?
帰国後は、処方された点眼薬を指示どおりに使い、目をこすらず、水や石けんが入らないようにします。かすみが急に強くなる、痛みが続く、光が強くまぶしくなる、といった変化があれば、早めに連絡してください。
近くの眼科で診てもらうことも、もちろんできます。そのときは検査結果と、入れたレンズの種類がわかる資料を持っていくと話が早く済みます。
白内障の手術を韓国で受けるかどうかは、日程と帰国後の見通しが立ってから決めても遅くありません。ご自身の見え方の困りごと(夜の運転、読書、仕事のパソコンなど)をLINEに一言書いて送ってください。日本語でお返事します。
よくある質問
白内障の手術は痛いですか?
点眼麻酔で行うため、手術中の痛みは大きく抑えられます。光が明るく感じる程度の方が多く、術後に軽い異物感や涙が出ることがありますが、通常は自然に落ち着きます。不安な点は、LINEで先にお尋ねいただけます。
両眼を同じ来院で手術できますか?
一度の来院で両眼を整えて帰国される方は多くいらっしゃいます。ただし目の状態によっては日程を分けることもあります。滞在日数は検査結果をもとに、航空券を取る前に確認します。
手術が必要な時期はどう決まりますか?
白内障は多くの場合、急ぐ必要のない病気です。かすみが運転・仕事・読書に明らかな支障を与えているかが一つの目安で、最終的には検査の数値と暮らしの場面を合わせて決めます。
費用は何で変わりますか?
検査の内容、選ぶ眼内レンズの種類(単焦点・多焦点・乱視矯正)、片眼か両眼かなどで変わります。ご自身の場合に何が当てはまるかは、LINEに検査結果の写真を送っていただければお伝えします。
手術後、すぐに仕事や運転に戻れますか?
多くの方は翌日の経過確認のあと、日常生活が可能になります。運転や運動の再開時期は、診察で目の状態を見てから案内します。視界が完全に安定するまでには数週間かかります。
